過ぎ去りし時を求めても•••sy

(ドラクエ11sの記事ではありません)

今はゲームのセーブデータが消えたりどこかに漂流してしまうなんてことはほぼなくなりました。

カセット毎、メモリーカード毎にそれぞれ区分けしていたセーブデータが、本体やらクラウドやらで別の大きなハコに、スキマを作ることでたくさんのソフトのデータを保存できるようになったからだと思います。

ファミコン、スーパーファミコン、64ソフト、またはプレイステーションのメモリカードなどの1990年代末、超ハイテクゲーム機のプレステ2のメモリーカードですら「8MB(メガバイト)」でしたから、いかにゲームが大進化を遂げているかが容易に受けとれます。

コケはものごころついた時にはファミコンがあり、セーブデータの進化を目の当たりしながら過ごしてきました。だっていつも"セーブはきえる"ものだと覚悟していましたから。それがいつからか、消えないデータになったのですから•••。

オールドゲーマーならみなさんが通ってきたように、ゲームが大容量化していくほどカセットは丁寧に扱わないとセーブはハレツする。

うっかり落としたならまだ諦めがつきますが、カセットを抜くとき、差すとき、スイッチのオンオフの振動、すぐ横で掃除をはじめる母親の掃除機の豪快さにも気を配らねばならない。

スッパリセーブがなくなったって
"またやればいいいでしょ!!"なんとレベルのお話しではないのです。

薄いガラス細工を扱うような、傷ついた友人を励ますときのような、繊細さと用心さが求められるのです。

今なら40KBだし•••開発者がムリしてがんばってたんだなぁと俯瞰して推測も出来ますが、遊び連れ添っている当人としては大問題です。

昭和から平成に変わっても幼稚園から小学校に移っても、セーブデータの安全保存(保管)の方が当事者意識をもって取り組める一代プロジェクトでした。

そこでさまざまな方法が編み出され、
産み出されていくわけです。
ファミコンは基本リセットボタンを押しながら
電源を切るように推奨されますが、
リセットボタンを押しすぎるとかえってよくないとの憶測が飛び交い、ボタンを押したら2秒いないというルール、また、電源スイッチはお箸を使うとよいとされるツール、誰々くんに頼むとぜったいに消えないというロールが生まれました。