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アスペルガー(自閉スペクトラム症)の私が自分を知ることになったNLPとの出会い

何故、NLP(神経言語プログラミング)を習いにいったのか?
それは子どものことを知るためだったのね。

学習障害(LD)を診断された子どもにも、遅い反抗期が来ていろんなことが大変だった。
当時どうしてそこに辿り着いたのか覚えていないのだけど・・・
私にNLPが必要だと直感的に思い、すぐに先生を探して通ったの。

そして子どものことを知りたいと思っていた私は、結果自分のことを知ることになったわ。

今思うと、ここから様々なものの見方、捉え方、考え方が大きく変わったのは間違いないわ。
それまではどこか周りとチグハグで、まだまだ自信のない自分がいた。

それがそこから、別の好きなことを仕事にしたり、ある企画の実現のために大勢の前でプレゼンしたり、それまでの自分では考えられない変化を起こしていったわね。


NLP(神経言語プログラミング)とは

NLP(神経言語プログラミング)(Neuro-Linguistic Programming)をGoogleさんで調べると以下のような答えが返ってきたわ。(Geminiより)

  • 1970年代に開発された心理学、言語学、心理療法を組み合わせた学問

  • 「脳と心の取扱説明書」とも呼ばれ、人間の思考、感情、行動の仕組みを理解し、より良いコミュニケーションや目標達成を目指すための方法を体系化したもの

  • 主な活用例:コミュニケーション能力向上・ストレス解消・自信強化・目標達成・セルフリーダーシップ向上

習いに来られていた方々もいろんなジャンルのかたがいらっしゃったわ。
経営者さんも多かったわね。
あと、コーチングをされている方も多かったわ。
私のように普通の?おばさんもいたけれど、多くはなかったわ。

子どもの考えていることが分からない私の抱える問題と悩み

この頃の私は、個人事業をがむしゃらに頑張っていた時期だったわ。
ただその少し前に、学習障害と診断された子どもの遅めの反抗期があって色々悩みを抱えていた時だった。
(子どもの反抗期の問題はまた機会があれば・・・)

子どものことが分からないけれど、このままにしたくない。
分かるにはどうしたらいいのかを考えていた時、これは私のコミュニケーション能力が低いのも一因じゃないかしら。
(コミュニケーション能力が低いのはすでに知っていた)

これまでは何とか誤魔化してやってきたけれど、ここからは自分の弱点を変える努力をしないとダメじゃないかなと考えたの。
多分自力ではどうしようもないと思ったのね。

個人事業を始めて出会う人から気付かされたこと

個人事業を始めると、これまで会社勤めの時に見えていた世界とは、また異なる景色が見えてきたのね。
例えばカルチャーで講師をやると、そこには様々なお仕事の方々がお客様としてやって来られるの。

世の中にはこんなお仕事があったんだ
そんな個人事業もあったんだ
会社勤めでは出会えなかった人が、会社の外にはこんなにたくさんいたんだ

一種の意識改革というか
自分のそれまでの常識を疑ったというか
いわゆるパラダイムシフトが起こったのね。

個人事業を始めてから多くの学びに時間を割いていた

個人事業を始めてからは、ご縁も色々出来てたわ。
またお付き合いの延長もあっていろんなことを学びにも行ったわ。

手相・顔相/占術/タロット各種/ワイヤーアート/カラーボトル
ボディワーク関連/エネルギーワーク/チャネリング/◯◯◯◯◯催眠
自己啓発系/暗記術・・・・まだあるけど思い出せない

好奇心に任せてご縁があるところには顔を出したわ。
そうやって色々学んで、自分や過去を見直したりするうちに、これまでの世界観や価値観が少しずつ変わったのかも知れない。

ネットワークビジネスが絡むものは避けてきたわ。
でも考えると、民間資格関連のスクールって一種のネットワーク(家元商法)とも言えるのかも。

それまで、ずっと子どものために働くことしかなかったから、個人事業を始めていろんなことを知るのは楽しかったわ。
フットワークは軽く、仕事をしながらあちこち学びにいった。
ただ、どこか一つのところに所属し続けることは無かったわ。

NLP(神経言語プログラミング)が人生転機

もちろん、NLP(神経言語プログラミング)を学んだからといって、急に大きく人生が変わったわけではない。

あの時、気付いたのは「それまで自分のことをあまりにも知らずに人生生きてきていた!」ということなの。
自分がどういう人間でどんな個性があったのかも・・・
そして過去を照らし合わせていくうちに、過去の出来事の認識が変わっていった。

自分自身のアスペルガーのこともそうよ。
(まだ全てが分かっているわけではないけれど・・・)

子どもに対しても、様々なワークを通して子どもの気持ちになることで、子どもが何をどう思っているのか、分かるようになったの。
分かるようになった・・・じゃないわね。

自分の内側が変わることで世界の認識が変わっていったのでしょうね。

そしてここから、少しずつ考え方が変わっていって、結果としてそれまで出来なかったことが出来るようになっていったのね。

アスペルガー(自閉スペクトラム症)は変わらない

とはいえ、私のアスペルガー(自閉スペクトラム症)が根本的に治ったわけではないの。

私自身の、外側への接し方や考え方、内側での思考のクセや考え方、そういうものが、日々心がけていくうちに少しずつ変わっていったのでしょうね。

だって、今だに失言もしてしまう。
人の気持ちを考えない誤解を招くような発言をして、あとから反省することもあるんだもの。
以前はそのことにすら気付いていなかったから、最悪よね。
他人に興味・関心がない私は、他人のことや他人の立場を思いやる訓練が圧倒的に足りていなかった。

偏った考え方に対する認識を新たにすることが人生を変える

アスペルガー(自閉スペクトラム症)であることは変えられないけれど、(これまで外側に関心が無かったがために)偏っていた思考の癖は訓練次第で多少は変えられる。

大事なことは自分を知ること。
他人を知ろうとすること。
これは一種の勉強よね。

人生ずっと勉強だと思うの。
いろんなことを体験し、ときには反省して学んでいくしかないわ。
完璧にはなれなくても、頑張っている自分はまだ許せるの。

私のアスペルガー(自閉スペクトラム症)は根本的に治らなくても、自分の足りないところは自分の心がけ次第で補える。
そのための訓練は必要よ。

まずは自分のことを知る!
それは場合によっては怖いことかもしれないけれど・・・
向き合った先には良いことしか無いはずよ。


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