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我が子がきっかけ、実はアスペルガー(自閉スペクトラム症)に加えてAPD(聴覚情報処理障害)

実は、自分がアスペルガー(自閉スペクトラム症)だったということは大人になって気づいたの。

加えて最近、APD(聴覚情報処理障害)もあったことが分かって、これまでの出来事に納得することが多くなったわ。

時々ふと幼少時のことを思い出すことがあるの。
だから気づいた時に書いておくことにするわ。

自分のために、そして同じようなエピソードを持っている人と共有できればいいかなと思ったから。


きっかけは我が子の学習障害(LD)の診断でそれを知ったことから

まず自分がアスペルガーかもと自覚したのは、自分の子どもの学習障害(LD)の診断がきっかけだったのね。

我が子が学習障害(LD)かも知れないというのは、なんとなく気づいていたのだけど確定の診断を受けたのは中学生の時なの。

まずは我が子のことから振り返ってみるわね。

我が家の子どもの幼少時の出来事

まずは我が子の学習障害(LD)を疑った出来事を思い出してみるわね。
でもこれってあとから思い返したらそうかも知れないということなので、当時はそういう概念すらなかったわ。

  • 目が見えるようになってから抱っこしても全然目を合わそうとしない

  • ツルツルした肌触りの良い布をずっと触り続ける

  • ミロのような線画しか描かない(色塗りはしない)

  • 危険な時に注意をしても聞いていない

  • 幼稚園で一人だけ制服を着ない

  • 幼稚園でシール遊びを絶対しない

  • 輪から外れてもしたくないことは絶対にしない

  • 気が合う子とは徹底的に遊ぶ(先生の声は聞かない)

  • 忘れ物が多い(注意力散漫)

最後のは幼稚園に行く時に、途中で上靴を忘れて取りに帰ると、今度は帽子を忘れて取りに帰る・・・を毎日繰り返していたわ。

もっと色々あったけど、とにかく頑固というか、何かこだわりの強い子だったのね。
ちょっと変わった子という印象だったわね。

通っていた幼稚園で割と自由で、先生がとても理解のある方で、嫌がる子どもに強制的に何かをさせることは無いから良かったんだけど…

それでも大変申し訳なく思っていると、こういう子は大きくなったらユニーク(個性的)で面白い子になると言ってくれたのよね。

ただ小学校になるとそうはいかないじゃない。
途端に勉強ができない落ちこぼれになってしまったのね。

我が家の子どもの小学校での出来事

  • 授業中の態度が悪い・全然聞いていない

  • プリントを一切持って帰らないので先生に怒られる

  • 先生に泣かされて学校から帰ってくる

とにかく耳からの情報が届かないのでどうしたらいいのか悩んだわ。
あとから思うと「視覚」で理解できるように環境を整えたら良かったの。

不器用なのに、何かを作ることには夢中になっていたので、その環境は用意しておいたわ。
また体験学習の方が良いと思ったので、これもできるだけ付き合ったわ。

そして学習も漫画なら理解できるということに気づいて、そういった本を用意したわね。

あと先生や同級生との相性なのか、まるで性格が変わったようになったことがあったのは驚いたわね。
ただこれは自分にも経験があったので、ちょっと変わった子どもにとって、先生の影響って本当に大きいのよね。

我が家の子どもの中学校での出来事

  • 勉強についていけなくなる

  • 不器用だったのが器用になりいきなり素晴らしい作品を作り始める

  • パソコンで絵を描くことに没頭する

実は子どもが小学生の時には、離婚問題を抱えていて、私も働かなければならないし、引っ越しやいろんな出来事をこなすことに必死だったの。

子どもたちを抱えて、私自身が生活することでいっぱいいっぱいで、子どもの学習障害(LD)のことを、相談するのが遅くなってしまった。
もっと早く診断してあげられたら良かったのに申し訳なかったわ。

我が子が学習障害(LD)診断を受ける

いよいよ勉強についていけなくなっていることで、やっぱり学習障害(LD)かもってことになって、どうしようかと色々情報を探している時に、ある新聞にちょうど学習障害(LD)の記事が載っていたの。

それですぐに記事に載っていた先生に相談に行ったのね。
やはり学習障害(LD)と診断されたわ。

子どもは、聴覚からの情報より、視覚からの情報が強く入るから、授業が聴けていない
またその他行動に自閉症的なパターンもある

先生曰く、これが学習障害で、これが自閉症という明確な境界線はないということだったわ。
ある部分は視覚が優位な学習障害で、ある部分は自閉気味
それが子どもの個性として理解できたのね。

じゃあ今後どう立て直していくのかを教えてもらったの。
そのあとはいろいろ学習障害について学んだわよ。
このことが「学習障害(LD)」のことを詳しく知るきっかけね。

そして知れば知るほど・・・
あれ?
自分の子どもの頃がまさしくこうじゃなかったっけ?
もう全問正解!ってくらい自分を当ててもらった気分ね。

自分のエピソードはまた別の機会に書くとして・・・
我が子はそこからどうなったかというと・・・

学習障害(LD)の診断からの目を見張る変化

結論「個性がある子どもの教育は義務教育ではできない、専門家が指導すれば伸びる」ということね。

私は専門家では無いけど、一生懸命勉強して、子どもに合わせた指導法をあれこれ考えてまず勉強を見ることにしたの。
そしてすぐにテストの結果が出他のね。
そうすると、子どもは自分でも自信がついたのよ。

そこからは自分で勉強するようになって、みるみる成績が上がっていったわ。
この成功体験は自分でも楽しかったようね。

その経験から思ったのは・・・
その子の個性に合わせた指導をすれば、可能性が伸びるということね。
これは当時の日本の義務教育では無理だったのよね。

海外ではその個性を「ギフト」と言って、その指導に携わる先生は、「この子にどんなギフトが眠っているんだろう」とワクワクしながら指導にあたると聞いたわ。
妹さんが海外でその仕事をしているという方が教えてくれたわ。

情報の受け取り方が、人それぞれに違うのよ。
理解の仕方が脳によって異なるの。
だから普通の教え方で理解できない人もいる!
ということを私も含めて多くの人は知らなかったのよ。

その出来事の後、個性についての理解ももっと深まっていくのよね。
アスペルガーという言い方もその後で知ったわ。

今はアスペルガーは自閉スペクトラム症に含まれるんですってね。
脳に個性があるって考え方によっては面白いわ。


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