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2歳の姪と

 東京から弟と2歳の姪が帰って来ている。父を亡くして以来、母の様子見にたびたび帰省してくれるのである。

 しかし普段大人だけで暮らしている私たち母娘にとって、2歳の姪は未知の生き物である。言葉はだいぶはっきりして来たが、こちらの言うことなどまるで聞いていない。

 遊びはと言うと、まだごっこ遊びも拙い。「オシラハイ、ドゾー」「お支払いですね、ありがとうございます」などと付き合ってやらねばならぬ。

 「モウニサイダカラオトナダオ」と言うが、あなたはどう見てもお子様ですよ。何でも自分でやりたがり、一度機嫌を損ねるとしばらくぐずる。

 今は肌着とオムツ姿のまま、大声で歌いながら走り回っている。先ほどティッシュをめちゃくちゃに引き出して怒られたばかりなのに。扇風機までおもちゃにしようとするから、危なくて目を離せない。

 今日は「わんパークこうち」という、高知市内の動物園兼遊園地へ遊びに行った。

 ここは無料で動物たちを見ることができ、遊具や遊園地なども併設する、子どもにとって夢のテーマパークである。私の珍友Dも引き連れ、大人3人&姪というメンバーで、園を巡ることにした。

 Dは身軽なので、姪が急に走り出しても追いかけることができる。遊具にも一緒に乗ってもらい(私は大柄なため乗れない)、姪は大満足だった。

観覧車より(暑かった)

 動物園も遊具も、もう少し大きくなったらもっと楽しめるだろう。触れ合い動物園のウサギを触って、「カワイー」と喜ぶ姪であった。

 帰りは少しぐずったが、帰宅してからおにぎりにアイス、スイカまで食べたら超ご機嫌になった。「オネエ(注:私のこと)トアソビターイ」なんて言って来たが、ややこしくなりそうなので逃げて来て、今noteを書いている。

 こんな姪の可愛い姿は一瞬だけだろう。私に似て薄茶色の癖毛を揺らし、姪が笑う。

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