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高知のお正月

 昨日、東京に住む弟家族が帰省して来た。2歳と5歳の姪は元気いっぱいである。弟も缶ビール片手に、ホッとくつろいだ様子。空港は年末ということもあり、混んでいた。無事に帰って来て何より。

 さて、高知のお正月といえば。まずはしめ縄。高知式のしめ縄がコチラ↓

 片方が太く、真ん中に橙と裏白を飾っている。ちなみに玄関の方角によって、太い方を飾る向きが違ってくるのでご注意を。ウチはどっちだったかな?

 しめ縄といえば、高知市で長年親しまれてきた「しめ縄市」が、今年で幕を閉じるというニュースがあった。出店者の減少によるものらしい。最近は飾らなくなったものね。時代とはいえ、寂しいですね。

 そういえば高知ならではで、「紙の門松」というのがある。高知市の印刷所が毎年刷っていて、これを玄関に貼れば即席の門松になるという優れもの。新聞の折込に入ってた記憶。最近ウチに来てないような…?

 あけましてお正月、となれば、正月料理。高知は断然「皿鉢(さわち)料理」でしょ!12月に入ると仕出し屋などからチラシが入ってくる。我が家も今年は奮発した。

皿鉢(イメージです)

 一皿1万円を超えるのは当たり前。握りに組み物など、大きな色皿にこれでもかと料理を盛り付けるのが皿鉢の魅力。皿鉢にしか入っていない「マイゴ」「チャンバラ」などの貝。フタをぺりっと剥がして爪楊枝でつっ刺して食べるのだ。

 鯖の姿寿司はメインを飾る。翌朝頭の部分を焼いて食べたら美味しいと言われている。それから皿鉢名物「ケミカル羊羹」!ネオンカラーに彩られたニッキ味の羊羹で、子どもの舌にはえらく不評である。

 だいたい皿鉢料理自体が「酒のアテ」みたいなものばかりだから、カニグラタンとかエビフライがあれば小躍りして喜んだ。皿鉢にも入ってたけど、祖母が作ってくれた鮎の飴炊きは絶品だったな。

 叔父がバーを経営しているおかげか、珍しいお酒なんかもちょっぴり飲んだりして。今ではありえないけど、子どもの頃は「飲め飲め」なんて勧められてお酒を飲んだ。さすが高知である。

 私は姪のためにお年玉として絵本を用意した。我が家では家族全員、大人になってもお年玉が貰えるのです。嬉しい習慣。これを握りしめて、初売りに行くぞー!

 以上、高知のお正月でした。

 

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