姪たちと過ごすお盆
今日は父の初盆だ。東京から帰って来ている弟家族と共に、高知市内にある五台山竹林寺にて法要を行う。
まーしかし6歳と2歳の姪たちは、朝からキャーキャーワーワーと騒がしい。「シマジロウミターイ」「ゴハンタベナーイ」「これきらーい」「ねーぬりえしよー」「あいすくりーむやさんです。いらっしゃいませー」「バアバドコイクノー?」etc…
普段、70前の母と2人で暮らす中年女にとっては、目が回りそうだ。母のため息を先ほど聞いた。たぶんそこらじゅうにため息が転がっているだろう。なんで子どもはこんなに元気なのか?
ソファをバラバラに解体し、椅子をずるずる引き出し、新聞紙をテープでつないで「ひみつきちー!」とやっている。部屋は足の踏み場もない。おもちゃでいっぱいだ。
「おねえ、かおいろわるいよー」無邪気に姪が言う。おっと、素顔が漏れ出していたらしい。ここは引きつった笑顔を保ち続けねば。子どもはどこを見ているか分からぬ。
今はアンパンマンを夢中で見ている。「もうしょうがくせいだからアンパンマンははずかしいの」と言う姪。そうか、小学生になるとアンパンマンは恥ずかしいのか。ちなみにドラえもんは12歳までOKらしい(姪の説)。
2人ともずっと風邪気味で、せっかくの高知の自然を体験出来なかったのが残念だ。弟は東京生まれ東京育ちの姪に、自然体験をさせたかったらしい。しかしあんなに虫嫌いなのにアウトドアなんて、大丈夫か!?
前歯の抜けた口を大きく開いてはしゃぐ6歳の姪や、「モウオオキクナッテルオ」と自慢(?)する2歳の姪を見ていると、子どもが羨ましくなる。あんなに感情豊かで全身を使って生きている感覚、大人には無いものだ。
そんな姪たちは来週東京へ帰る。どんな思い出を作って帰るんだろう。天国の父も、空の上で笑っていることだろう。