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猫足三粒のこうち旅

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ワタクシ猫足三粒が、高知県内の全34市町村を巡った記録と記憶。観光ガイドではない、猫足ワールドへようこそ。
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2023年5月の記事一覧

猫足三粒のこうち旅ー6・奈半利町ー

猫足三粒のこうち旅ー6・奈半利町ー

 奈半利と書いて「なはり」と読む。ここは土佐くろしお鉄道「ごめん・なはり線」の終着駅がある。「ごめんなはり」…ジョークではなく、なんだか間の抜けたネーミングだ。「ごめん・なはり♪」とか「ごめん・なはり♡」とか、後ろに記号が付きそうだ(意味不明)。

 この奈半利町、なんだか役場と町議会が胡散臭いことでも有名(?)である。ふるさと納税制度を悪用してがっぽり儲けたとか、選挙で票を入れるために不正に住民

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猫足三粒のこうち旅ー5・安田町ー

猫足三粒のこうち旅ー5・安田町ー

 安田町、高知県東部の町である。この町を流れる安田川は、鮎が美味しいことで有名だ。四万十川や仁淀川より評価が高かったりする。安田川にはダムが無い。そんな清流が美味しい鮎を育むのだろう。

 ところで、高知県東部の山あいは、ちょくちょく大水で土砂崩れが起きる。陸の孤島になる集落が毎年のように出るのもこの辺り。移住を考えている人は、この辺に気をつけること。なにせ馬路村の魚梁瀬なんかは、1日で数千ミリの

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猫足三粒のこうち旅ー4・北川村ー

猫足三粒のこうち旅ー4・北川村ー

 馬路村のお隣り、北川村の観光地といえば、なんと言っても「北川村モネの庭マルモッタン」である。北川村の1/4ほどもある(嘘です)広大な敷地に、さまざまな色とりどりの花々が植えられている。とにかく広いうえ高低差もあるため、訪れる際には歩きやすい格好がマスト。

 かのフランスの画家モネゆかりの庭は、見ごたえたっぷり。なんとなく自分まで印象派の絵画の中に紛れ込んだ気分になってくる。映えスポットもそここ

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猫足三粒のこうち旅ー3・馬路村ー

猫足三粒のこうち旅ー3・馬路村ー

 わずか人口500人程度の小さな村が、高知県東部にある。それが馬路(うまじ)村。「ごっくん馬路村」という柚子ドリンクが有名だ。今地元紙である高知新聞にて、ごっくん馬路村の仕掛人の村おこし奮闘記が連載されている。興味のある方はぜひ読むべし。

 さて、馬路村はかつて林業が大いに盛んであった。ブランド杉である「魚梁瀬(やなせ)杉」。これを産出していたのである。ちなみにワタシの部屋の床は、魚梁瀬杉の端材

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猫足三粒のこうち旅ー2・室戸市ー

猫足三粒のこうち旅ー2・室戸市ー

 室戸市は東洋町の南部に位置し、室戸岬やジオパーク、それに全国的に有名になったむろと廃校水族館などが観光施設としてある。ワタシたち家族は観光施設ではなく、「ディープな場所」を探索するのが使命であるため(?)、今回はサツマイモで有名な「西山台地」を見学することにした。

 だが、この西山台地。地図にもはっきり載っていない上、いつ行っても辿り着けないのだ。「西山台地のサツマイモ」といえば結構なブランド

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猫足三粒のこうち旅ー1・東洋町ー

猫足三粒のこうち旅ー1・東洋町ー

 高知県の1番東にある町、それが東洋町である。ここにある白浜海岸はサーファー達のメッカ。明石海峡大橋を渡って、関西方面から大勢のサーファーがまるで波に乗るかのように押し寄せてくるのだ。

 徳島方面へ行く時は必ず東洋町を通過する。この辺りでトイレ休憩というと、サーファーであふれる白浜海岸くらいしか無い。なるべくなら避けたいが、生理現象には逆らえない。やむなく道の駅で降りることにしたワタシら家族であ

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