猫足三粒のこうち旅ー4・北川村ー

　馬路村のお隣り、北川村の観光地といえば、なんと言っても「北川村モネの庭マルモッタン」である。北川村の1/4ほどもある（嘘です）広大な敷地に、さまざまな色とりどりの花々が植えられている。とにかく広いうえ高低差もあるため、訪れる際には歩きやすい格好がマスト。

　かのフランスの画家モネゆかりの庭は、見ごたえたっぷり。なんとなく自分まで印象派の絵画の中に紛れ込んだ気分になってくる。映えスポットもそこここにあり、女子ウケするかも。シーズン時には結構混み合ってシャトルバスまで出るので、時間に余裕を持ってお出かけください。たぶん北川村の人口よりモネの庭の中の観光客の方が多いと思われ（これも大嘘）。

　さて、そのモネの庭。口をぽかんと開けて美しいバラに見とれていたら、なんとテレビの取材が来た。さっきまで隣にいたはずの両親は、瞬く間に飛び逃げている。ワタシが取材の矢面に立ってしまったではないか。なぜかよく、新聞やテレビのインタビューを受けがちな自分。またかと思いつつ、何食わぬ顔をして取材を受けた。

　決してテレビ映えのする顔ではないし、カメラの前に立ったら大部分が隠れるほどの巨体なのに、なぜマスコミはワタシにターゲットを絞るのだろうか？変にキャラが立ってるのかね。ともかく、もっともらしいバラの感想をとうとうと述べ、取材は終わった。

　何が言いたいかというと、モネの庭は見どころがたくさんあるため、テレビなどの取材がしょっちゅう来るということ。映りたくない方は、オカメのお面でも被って散策することをおすすめする。いよいよ観光シーズン、最高に良い季節がやって来る。