大切なものの大切さを失って気づく。

エコバックを失くした。

なんだ、それだけ?って思われそうだけれど、わたしにとってはちょっぴり思い入れのあるものだった。初めて買ったエコバック。『フィンレイソン展』というフィンランドの作品を集めた展示会で購入したものだった。

クマのデザインのエコバックで誰とも被らず、ポップなところを気に入っていた。クマが、木の実をネックレスにしたり、王冠にしたりしていて、食べるという木の実の使い方を全く理解していなくてかわいかった。あとおなかが透けていて、食べた木の実が見えているのもかわいい。

とても大事にしていたのに、失くしてしまった。今週は毎日買い物に行こうかなと思って会社のカバンに入れたままにしていたから恐らく会社で落としてしまったのだと思う。土曜日だった今日、会社に行って自分の通るルート、座席、門の守衛さん、可能性のあるところはすべて探したけれど見つからなかった。

彼のこともそうだけれど、どうしてわたしは失くしてしまうまで大切にできないんだろう。大切なもののはずなのに、どうして大切に扱えないんだろう。こんな自分が心底嫌になる。

週明けに総務に行ってなかったらもう出てこないだろうな、と思うと悲しくて仕方がない。はぁ、、、、。

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スイスイさんのマガジンを購読している。その中で【2023年の願い12】という読者が2023年にやりたいこと12個をスイスイさん宛に送るとスイスイさんが回答してくれる、という企画をやっている。その中の1人で最後の文章に『一年後、だいすきな自分でありますように!華々しい30歳にむけて!!!』と書いている方がいてとても素敵だな、と思った。わたしも1年後の自分を好きでいられるだろうか。好きになれるように過ごしたいな。

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今日は映画を観に行った。

『スラムダンク』

ネタバレになってしまうといけないので詳細は割愛するけれど、久しぶりにバスケをしたような気持になった。スラムダンク描いてる人って本当にすごいよね。「あぁ、こういう動き、する」ってなる。足の動き、手の動き、走り方、リバウンドの手。全部見覚えがあって、本当の試合を見てるみたいだった。

シュートが入るシーンがあって、入った後、少し会場がフリーズする、みたいな描写がこの映画にもあって、その無音の中、3歳くらいの子が「やった!入った!やったね!ママ入った!」って言って飛び跳ねてて、そのシーン(結構いいシーン)には全然集中できなかったけれど、かわいかった。

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ワイヤレスイヤフォンを買った。

Audio technicaのピンク色がかわいいイヤフォン。

今まで使っていたものが壊れたわけではなかったのだけれど、耳から落ちやすいことがずっと気になっていて、そのおかげもあって音楽から遠のいてしまっている自分がいたから。

本当は買う予定でリサーチしていたものは今回買ったものの半額くらいのものだった。試着して「うん、これにします。」と言ってから今回買ったイヤフォンが目に入ったのだった。試着させてもらうと、大きめに見えるのに耳にぴったりとフィットした。買う予定だったものとフィット感に大差がなかったので迷っていたら「聴き比べてみますか?」と言ってくれた。お言葉に甘えて聴かせてもらうと、びっくりするくらい音質が違った。

「音楽、あまり聴かないし、安いのでいいや。」って思ってたけど、音楽を聴きたくなるような音だったことと、デザインの好みが相まって、少し高いけれど全く下調べしていなかったAudio technicaのものにした。帰り道、音を聴きながら、「これにしてよかった。」とちょっと嬉しくなった。自分を少し大切に扱えた気分。

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最近散財が多いのは自覚しているけれど、心の傷が深いことと、誕生月であることを言い訳に許してほしい。未来の自分が幸せであることを願って。

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