保護猫ふれあいサロン
小学校に入ったばかりの頃、友人から1匹の子猫を貰い、アニメの主人公から「サリー」と名付け姉妹のように育った。
やがて彼女は子猫を4匹産んで虹の橋へと旅立っていった。
我が家は5匹のニャンズが暮らす楽園だったことがあるのだ。
それ以来、フワフワと毛の生えた動物が好きでハムスターやウサギや犬と一緒に暮らして来た。
今、我が家には動物は居ない。
大好きだけれど、今は一緒に暮らす準備ができていない。
だが、自分の好きという気持ちを大切にしたくて地元の「保護猫ふれあいサロン」へ行くことにした。
ネットで見つけたサロンは、入店にも細かいルールが決められていてニャンズ達になるべくストレスを与えないように気を配っている。
気になった子がいればトライアルができるが譲渡の条件は厳しく、当たり前だが生涯を共にする覚悟がなければ譲り受けることは出来ない。
「保護猫と関わりたい」「保護猫と暮らしたい」という気持ちとやっぱり猫が好きという気持ち。
行ってみて改めて自分の気持ちに気がつけたし、今は一緒には暮らせないけれど自分なりにどう関わっていこうかと考える良い機会になった。
初対面の人間の膝の上で、安心して眠る子を撫でながらあまりの可愛いさにとろけそうになる。
今はこの位の距離で関わって行こう。
今日も私は推しニャンに貢ぎ物をしに行く。
猫渦
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