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いい学習動画って、どんな動画?

エルモやドーラが子供と話すふりをして、あらかじめ録音された台本通りの答えを返すような子供番組ってありますよね?私の作っているYouTubeチャンネルのビデオも、後半はキャラクターが質問して答えを返す形っをとっています。

でも、そうした番組だけでは、言語習得という点においてはほとんど寄与していないという研究結果があります。いきなり自分の動画を貶めるような事実を書きましたが、ポイントは「それを見るだけではあまり意味がない」ということです。

では、どうすれば「意味がある」ようになるのか。

先程言及した研究では、「すでに用意された質問と答え」がある番組を見せた幼児と、実際のSkypeでの幼児への会話を比較しています。その結果、「実際に対話として話しかけられた」時と、「"あちら側 "から一方的に話しかけられた」時では理解度が大きく違うことが判明しています。

以前の投稿、発語の遅かった娘を変えた 「It takes two to talk」の話でも書きましたが、やっぱり発語は「話したい」という気持ちと、「話す相手」がいてこそのものだと思います。

色々な学習動画がありますが、言語学習において動画だけで完結することはないでしょう。動画はあくまで、「ツール」であり、その延長線上に学習者がアクティビティを置いてあげることで初めて、有効活用ができる「いい動画」になるのではないでしょうか。

私は、今、こちらのチャンネルで娘といっしょに「ひらがなを使ったことば」の動画を作って上げています。noteを活用してアクティビティなどもまとめていますが、もっとどんな風に活用できるのかを考えたりしながら、「動画で完結しない動画づくり」を目指していきたいです。


   .┌┐   / / ./ / i | ( ゚Д゚)<そんなバナナ |(ノi  |) |  i  i \_ヽ_,ゝ   U” U