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賃貸で猫を飼うのは結構大変だった話

2020年8月末に保護猫を家に迎え入れた新米飼い主のねこ知るぞーです。

賃貸で猫を飼おうとした場合、思いの外障害が多く、私自身は引っ越しまでしました。

賃貸で猫を飼うのって結構ハードル高いなーと感じましたが、今後飼う方のために私の経験が少しでも役に立ったらいいな、少しでもハードルを下げられたらなと思い、文章に残すことにしました。

お付き合いいただけますと幸いです。

ペット可物件の落とし穴

いずれペットを飼うことを夢見ていたので、私の住んでいるマンションはペット可物件でした。

いつでも飼おうと思えば飼えると思っていたので、猫探しを先に始め、お試しで預からせていただくことが決まってから管理会社に連絡をしました。(保護猫の保護主さんのご好意でトライアル期間を設けていただいてました)。

ペットを飼う場合、追加で敷金が必要になる物件も多いので、飼う前に管理会社に申告は必要でしょう。

私は申告さえしてしまえば大丈夫だろうと考えていましたが、管理会社からの返答は予想外のものでした。

管理会社「このマンションは小型犬のみの物件ですので、猫は飼えません。」

そんな条件があったのかと驚きました。入居の際に恐らくどこかに記載はあったのでしょうが、そんなこと記憶に全くありませんでした。

管理会社に聞いてみると、犬のみ可の物件は結構多いというかペット可物件の殆どがそうだったりするみたいです。

理由としては、

・猫は爪研ぎをするので壁を傷つける

・雄猫は発情期にスプレーといって臭いの強いおしっこを撒き散らす習性がある

ということから、部屋を汚されるのを嫌ってということだそうです。

私の部屋の場合は、部屋の所有者(大家さん)がそういう契約にしておりますので、の一点張りでした。

私は犬がよくて猫がだめな理由に納得がいかず、管理会社を通して大家さんに交渉してもらいました。

・躾をされていれば、所構わず爪研ぎをしたり、排泄をしたりすることもない

・綺麗好きの動物で、犬よりも体臭は少ない

・完全室内飼いにするので、部屋を汚さない

・もし部屋を傷つけたらその分の費用を支払う

以上のことを大家さんに伝えていただき、それでも無理であれば受け入れて引っ越しをしますと管理会社に伝えました。

結果としては、契約上そうなっているので途中で変えることはできないという理由で断られ、私は引っ越しを決断しました。

大家さんによっては交渉次第で飼育が可能になる可能性はあるようですので、チャレンジしてみる価値はあるでしょう。

管理会社や大家さんに黙って飼うことだけはやめましょう。

突然始まる部屋探し

部屋を気に入っていただけに、突然の部屋探しに混乱していましたが、管理会社には代わりに新築の猫可物件をいくつか紹介していただき、スムーズに新しい物件が決まりました。

昨今の猫ブームにより、猫を飼う人の人口は増えているため、猫可物件は増えているようです。

しかし、築年数がかなり経っている物件が圧倒的に多いです。

また、猫は高いところを上り下りするのが好きなので、下の階に音が響くことを考えると1階が望ましいでしょう。

犬を飼っている方に比べるとやはりまだまだ選択肢は少ない印象です。

私の場合は引っ越しシーズンではなかったのですが、たまたま新築の物件が5件ほど入居者を募集し始めた段階で、その殆どが猫可物件だったのでタイミングが良かったといえます。

新築の場合、立地が微妙なことが多いですが、コロナ禍では通勤も旅行もないのでその点は気にせず、猫のことだけを考えて決めました。

決めた物件では、入居前に猫の基本情報、写真を提出、敷金は1ヶ月分プラスで払いました。

引っ越しまで

物件が決まり、一安心といったところですが実は引っ越し前に猫を引き取ることになっていました。

管理会社には事情を説明し、短期間であることと、引っ越し直近であることに免じて猫の飼育を認めてもらっていました。

トライアル期間を終え、無事に猫との生活をスタートしたのですが、問題は引っ越し当日です。

猫にとって環境の変化は大きなストレスです。

新たな家で暮らし始めてから1ヶ月ほどでまた新しい環境に慣れてもらうことになります。

また、引っ越し中は脱走のリスクがついてまわります。

家具を移動させたりする際の大きな物音や、引っ越し業者さん等知らない人との接触も大きなストレスでしょう。

猫は繊細な生き物なので、少しでもストレスを減らしてあげたいと考えた結果、保護主さんのお家で預かっていただくことにしました。

我が家に来る前はずっと保護主さんのお家で過ごしていた分、慣れている環境で落ち着くでしょうし、他の仲良しだった猫もいます。脱走のリスクもありません。

今回は保護主さんのご好意で預かっていただいてましたが、ペットホテルを利用するのも一つの手だと思います。

引っ越し後

無事に引っ越しを終え、猫を再度迎えます。

環境が変わるので、最初は怯えるかと思いましたがそんな様子もなく最初から馴染んでくれました。

仲良し猫との別れは寂しかったみたいですが・・・。

とはいってもしばらくはストレスによる嘔吐はないか・食欲はあるか等体調に気を配ります。

近隣に動物病院があるかも調べておきます。

私の場合は、物件を決める前に動物病院も調べておき、家から歩いて行ける距離にある物件にしました。(車移動がストレスになるケースもあるので)。

賃貸で猫と暮らす工夫

ポイントは以下の3つです。

①部屋を綺麗に保つ

②脱走対策

③猫が遊びやすい環境作り

なるべく部屋を傷つけないようにしたいですよね。

入居してすぐにしたことは、保護シートを壁に貼ることです。


爪研ぎ以外ではあまり爪研ぎをしないのですが、窓の上り下りで爪がひっかかり傷つけそうだったので、窓の周辺に貼っておきました。

コーナーに貼るのもいいでしょう。

その分たくさん爪研ぎを用意してあげてください。

次いで、脱走対策です。

網戸にロックをします。

百均にも売っています。子供の脱走対策でシールタイプのものがありました。

玄関との境に扉がない場合は、柵を用意した方がいいと思います。

玄関の扉を開けた瞬間に脱走する可能性があるからです。

人間の靴からウイルスに感染する可能性もあります。

最後に猫が遊びやすい環境作りをしましょう。

高い場所が好きな猫のために、キャットタワーや3階建てのケージがあるといいと思います。


窓から外を見れるようにしてあげると、ニャルソックが捗りますね。

猫がよく通る場所に爪研ぎを設置します。

我が家では、私の帰宅時にお迎えしながら爪研ぎをするので、玄関にも一つ設置しています。

落ち着ける場所を何箇所か作りましょう。お気に入りの毛布やクッション、冷感シートなど。

段ボールの爪研ぎボウルが1番落ち着くようでいつもここにいます。

以上、参考になりましたでしょうか。

賃貸で猫と暮らすのは思ったよりも大変でしたが、工夫次第で猫様にとって快適な空間を作ることができます。

少しでも長生きしてもらえるように、楽しい家にしていきたいですね。




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