ふきの筋取りしなくても、おいしい煮物が作れました - 2020/4/29の日記
庭の、ふきがすごい。
一面に生い茂ったふき。
毎年この時期はふきがたくさん生えてくるのだけれど、今までは料理を自分でしていなかったので有効活用できずに終わっていました。
今年はふきをたくさん食べたい!
そしてふきを取って庭もすっきりさせたい。
ふきの調理法を調べると、まず最初に「下処理」をしないといけないみたいです。
「簡単にできるふきの下処理」みたいなページや動画がたくさん出てきます。
そしてその中身を見て思いました、全然簡単じゃない…と。
ふきは食べたいが下処理はしたくない。
ふきの下処理をできるだけ手抜きすることは可能なのかどうか、まずはいろいろ試しながら探っていくことにしました。
とりあえずふきを取って、だいたい同じくらいの長さにカット。
わたしが調べた限り、基本的なふきの下処理は
まな板の上で塩を振って板ずり→茹でる→冷やして筋取り
だったのですが、まず「塩を振って板ずり」から面倒くさい。
塩を振って板ずり(まな板の上で転がす)をすることで、色合いが美しくなったり筋取りがしやすくなるんだそうです。
まあ…しなくてもいいかな…
板ずりなしで、いきなり下茹ですることにしました。
茹で時間はなんとなく5分くらい。
茹でているとどんどん水が茶色くなってきます。
あくがででいる、というやつなのでしょうか。
茹で終わったら水で冷やして、筋取りに挑戦。
調べた限り、板ずりはしなくても大丈夫そうだったけど、筋取りはしないと筋が残って食べにくいようです。
なら仕方ない、筋取り開始!
…………10分後、あまりのめんどくささに断念。
筋取り作業自体は面白いんだけど、1本1本やっていくのはあまりにも時間がかかりすぎてすぐに飽きてしまいます。
もう筋は取りたくない!
筋を取らなくても食べられる方法を考えよう。
一旦この状態で食べてみたらどうなるか、少しだけ調理してみました。
これこれ、こしさんのじゃないですよ。
作ってみたのはふきと干ししめじの炒め物。
しめじは例の干し野菜作りで干したもの。
さっそく食べてみると……うーーーん。
ふきがやっぱりまだ固くて、もう少し火を通して柔らかくした方が良かったなー。
でも筋は意外に気になりませんでした。
ということは、炒め物ではなく煮物にして、もっと柔らかくなるまで火を通せばいけるのでは?
あとは下茹での時間を増やしてみるのもいいかもしれません。
……
……………
………………………
そんなこんなで、試行錯誤を繰り返してたどり着いた、最新の「下処理省略!手抜きふき料理」がこちら。
ふきの煮物は豆腐・新玉葱・そして鯖の水煮が入っています。
ふきは筋取りなし、下茹でのみです。
七味をかけて、ご飯と一緒に食べたら………
おいしいーーーーーー!
筋取りをしなくても、煮物にしたらぜんっぜん大丈夫でした。
鯖の水煮の汁と麺つゆだけで味付けしています。
鯖の水煮と麺つゆさえあれば、なんでも美味しくなる…!
鯖マジック。
玉葱を入れたのも大正解でした、すごく合ってる。
めんどくさがりの沖田家式、ふきの食べ方をまとめるとこんな感じです。
・下茹で(アク抜き)だけは絶対する。茹で時間は5分以上。
・茹でたら筋は取らなくていい。軽く洗ってから、保存は水につけた状態で冷蔵庫。
・下茹でしたときに茶色い薄皮が浮いて表面に付いているときがあるので、気になったら軽く擦り洗いして取る(気にならなければそのままでもいいと思います)
・メニューは今のところ煮物のみ。ふきと好きな具材を入れて、鯖の水煮を汁ごと&麺つゆと水を入れてしっかり煮込む。
以上。
煮物は干し野菜を入れたり、油揚げを入れてみても美味しかった!
他にもいろんな具材で試してみたいです。
庭に大量に生えているふきを、下茹でだけでこんなに美味しく食べられるなんて…知らなかった…
食費は浮くし、庭はすっきりするし、おいしいしでメリットしかないじゃん!
自己流ですが楽しておいしくふきを食べるスキルを会得しました。
最高!
窓辺の猫たちに見守られながら、今年はたくさんふきを取ります。
そしてたくさん食べます。
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