Nijo C. Mikihisa

社会科学系で博士の学位取得後,広告代理店勤務を経て自治体職員。関心を持っていることは,…

Nijo C. Mikihisa

社会科学系で博士の学位取得後,広告代理店勤務を経て自治体職員。関心を持っていることは,社会における組織の形成・変容・衰退。本名未詳,アイコンは野良猫。

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2020年4月に読んだ本と5月の計画

4月に入っていろいろと環境が変わったり,なかなか落ち着かないこともあったのですが,4月は15冊の本を読みました。それから,カウントの中にはいれていないのですが漫画も読みました。 2020年4月の読書記録(1)新田次郎,2006『劒岳〈点の記〉』(文春文庫) 山登り自体はしないのですが,山登りに関連した本を読むことは好きで何冊か断続的に読んでいるのですが,山岳小説の傑作の一つが『劒岳〈点の記〉』です。映画化もされたことで知名度も高い本作ですが,具体的な登山の描写そのものだけ

    • 2020年3月に読んだ本と4月の予定

      3月はいろいろありまして,読書も捗るかと思ったのですが,なかなかそうもいきませんでしたね。数としては8冊だったのですが,他にも読んだものはあったので後述します。 2020年3月の読書記録(1)相場英雄,2019『トップリーグ2 アフターアワーズ』(ハルキ文庫) ​前月に読んでいたものの続編。ストーリーは引き込まれるものがあり,また近いタイミングでNHKのBSスペシャルにて放映されていた渡辺恒雄の回顧番組を見ていたこともあり,非常に楽しめました。ときに批判を受ける政治部記者

      • 【書評】デモクラシー,リベラリズム,ポピュリズム:水島治郎(2016)『ポピュリズムとは何か―民主主義の敵か,改革の希望か』中公新書

         以下は他所にて公開していたものだが,プラットフォームとしてはnoteが優れていることが分かったので一部改変して転載する。初公開は2017年2月11日で,他所でのエントリーは,現在のところ非公開としている。  およそ3年前に書いたもので,ポピュリズムをめぐる環境は変わりつつある印象を持っている。イギリスは結局,EUを脱退したし,トランプ大統領の言動は相変わらずである。しかし,欧州の情勢も変わり,大統領選を控えるこのタイミングで改めて読むと新たな発見があるかもしれないと思い,

        • 2020年2月に読んだ本と3月の計画

          2020年2月はわりと暇だったのと、本を読むモチベーションが非常に高かったように思います。ですので、ほぼ1日1冊に近いペースで読むことができました。3月はテーマを定めて読もうと思っています。 2020年2月の読書記録以下、読んだ順です。先頭にアレな感じの本が来ちゃってますが、あくまでも読んだ順ですので。 (1)橋下徹・三浦瑠麗、2019『政治を選ぶ力』(文春新書) いろいろと縁があって大阪市関連の仕事をしかけたので(実際には何もしなかったのだが)、とりあえず読んでおこう

        2020年4月に読んだ本と5月の計画

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          3本