うつ大学生_038

『うつ病の薬の話』 ー自分に合う薬を探す大変さ

美大生がうつ病になった話」第5回です。前回→病院の行き方の話

うつ大学生_038

うつ大学生

うつ大学生_047

今回はお薬の話+治療法の話でした。
今回、参考サイトにさせていただいたサイト→「抗うつ薬による治療|治療について知る|うつ病こころとからだ」

漫画の最後の方で「ネットにはデマや間違いも多い」と書いていますが、この漫画ももちろん間違っている可能性もあるので、薬についての詳しいお話は専門機関でお願いします!(免責事項)

自分に合う薬を探す大変さ

うつ病の治療として主にあげられるのは抗うつ剤などによる薬物療法ですが、薬の効果がすぐに出てくれるわけではありません。

何週間たっても効果が表れてくれなかったり、副作用が出てしまったりで、自分にとって相性の良い薬を探すために、医師と相談しながらいろんな薬を試さないといけません。

薬の種類や量を調整したり、他の薬と組み合わせてみたり、効果が表れるまでじっと副作用に耐えたり……根気のいる作業になります。

それでも、薬を使うのは、他の治療法に比べると手軽で試しやすく、効果を実感しやすいからだと思います。

もちろん薬を使わずに治していく方法もあるのですが、食事療法や光療法などは、長くやっていくことで じわじわと効いてくるタイプの療法なので、なかなか すぐには効果を実感しにくいですし、その療法を続けていくのにも気力が必要なので、まず薬で体のコンディションを整えるのが、個人的にはおすすめの方法です。

うつ病は薬では治らない

最後のおまけ漫画にも書きましたが、うつ病は薬だけでは治りません。

たとえば、会社でのストレスが原因でうつになった人が、そのまま休まず会社に行っていたら、薬を飲んでいたとしても うつは治りませんよね。

まずはしっかり休養をとったうえで薬を飲む必要がありますし、食事や生活習慣なども改善していくと、より症状が改善されていくと思います。

薬だけでなくいろんな療法を組み合わせていくことが、うつの治療には効果的です。

薬は一生飲み続けなければならない?

私が普段飲んでいる薬は、
寝つきを良くする薬、深く眠れるようにする薬、食欲を出す薬、胃腸の調子を整える薬、

加えて漢方治療として、
気力を出す漢方、寝つきを良くする漢方、胃腸の調子を整える漢方を飲んでいます。

全部合わせると9種類を毎日飲んでいます。
食後に毎回飲んでたりするので、数にすると18個くらい。

多いと思われるかもしれませんが、うつ病は不眠だったり倦怠感だったり胃痛だったり、いろんな症状のでる病気なので、結果的にたくさんの薬を飲むことになるんですよね。

症状が改善されてくれば、徐々に減らしていくのですが、うつ病が良くなってきて症状が安定してきた人でも、薬はずっと飲んでいるという人もいます。

症状が良くなれば、徐々に薬を減らしていって断薬することも もちろんできるので「薬は飲み始めると、一生飲み続けなければならない」ということはありません。

しかし、無理に薬をやめて症状が不安定になってしまうよりは、最後の一錠、もしくは、ひとかけらだけを飲み続けるって選択肢もあるんです。

薬をやめることで「もしかしたら症状が悪くなるかも」と不安になってしまうよりは、飲むことで本人が安心できるのなら、お守り代わりとして飲み続けたっていいんです。

薬は副作用もありますし、長く飲み続けないといけないので、あまり良いイメージはないかもしれません。
しかし、うつの治療として薬を飲むことを、あまりマイナスにとらえてほしくないなぁと感じます。

相性の良い薬を見つけられれば、うつはきっと良くなります。
治療のパートナーである主治医と一緒に、焦らずゆっくり自分に合う薬を探していきましょう。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
よろしければ、イイね、フォロー、コメント、他SNSでの共有など、よろしくお願いします。


次回は「うつ病と漢方の話」です。


※免責事項※
この漫画で描かれていることは、あくまで私個人の体験であり、うつ病の一例、一つの考え方でしかありません。
うつ病は症状に個人差があり、この漫画を制作するにあたって、専門家からの監修は受けていないので、詳しいお話は専門の機関でお話を聞くよう、よろしくお願いいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?