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天津入院と現地居留証事情

みなさんこんにちは、毎日Noteチャレンジを唐突に始めました中の人です。

昨日の記事で「天津に留学のために渡航して1週間足らずでいきなり入院した」と書きました。
本日はその時のことを書いて行きます。


天津渡航


9月8日からの授業開始に際し、中国語も話せない、だいたいそもそもそんなに中国を良く知っていたわけではない私(但しその前に観光で2回ほど上海、蘇州、杭州には行った事があった)だったので、その一週間前の9月1日に当時の小牧空港から中国国際航空の旅客機で天津空港に向かいました
(現在、中部国際空港の中国国際航空便は天津線が無くなり、北京線となっています)。
その約一週間後。。。初めての授業の後、先生が「初めての授業なので、親睦を深めるため、山西省の麵料理をみんなで食べに行きましょう!」と誘ってくれました。学校から徒歩15-20分くらいの距離です。

事件発覚

事件発覚というと、ちょっと大袈裟ですが。。。交通事故に遭った、刺された、とかでは有りません。
学校の正門を出てまっすぐ北方面へ歩き、15分くらい歩いて右に曲がって数分のところにある人気の麺料理店まで同学(クラスメイト)と歩いていました。
10分ほど歩いたところで私の息が苦しくなり、しまいには歩けず、歩道に座り込んでしまいました。そして、息も絶え絶えになってしまったのです。
当時の中国語レベルではまだその当時の状況を中国語で表現できませんでしたので、近くにいた日本で中国語を既に数年勉強していたクラスメイトが「天津には留学生保険で病院を手配してくれるところがあるので、タクシーで行って、見てもらいましょう」と言って、タクシーで連れて行ってくれました。

SOSと緊急入院

当時、天津のシェラトンホテルのビジネス棟にあった外国人の救急診療などを行っていた(今は移動した模様です)診療所に行き、外国人の先生と、日本語&英語&中国語通訳ができる王さんという女性がおり、緊急で見てもらいました。
初見では「気胸」の診断。
「左の肺が全く動いてないようだ。即入院して手術を。」と、自分で歩かないように車いすに乗せられました。人生初の車いすです。。。

「北京の中日友好病院(日本では日中友好病院)に行きますので、救急車の手配をします」と。1時間以上も待たされ。。。挙句、
「(日中友好病院は)ベッドが空く見込みがないので、仕方なく天津で入院しますね」と。
脚を骨折したり、重病で動けないような日本人患者がいて、どうしても調整できなかったようです。

結局天津で入院


結局天津の鞍山西道にある「中医」の病院に入院する運びとなり、そこ
まで救急車で行きました。こちらも人生初の救急車です。
しかも中国で。しかも、中医ですよ。中医とは日本語でいう漢方の事です。
漢方で気胸が治るんか~いっと、今ではツッコみたくなるところ、当時はそんな余裕は当然有りません(笑)
が。。。中国語がまだ話せないのに、中の人の入院生活はどうなったのでしょうか???
長くなり過ぎましたので、本日はここまで。
また後日中医にまつわる記事を書いてきたいと思います。

現地居留証事情

ちょっと行政書士っぽい事を書きますと。。。
長期留学をするには、入境(入国)から14日以内に居留証(日本で言う在留カードのようなもの)の申請をしなければならない、と定められていました。
留学なので、現地での審査条件は正直ゆるゆるです。

もし、大学の学生寮以外で居住している場合は、居住区での住民登記が必要です。登記と言っても日本で言う「登記」とは意味合いが違います。ただ単に管轄区の派出所に行って、パスポート情報を登録し、紙切れを1枚出してもらうだけですが、それが居留証申請に必要となります。
昔も今も、居留証の新規申請や更新にはかなり待ち時間があります。
日本では高度外国人材がポイント計算制ですが、中国は現在一部を除いてほぼ全駐在員ポイント制です。年齢、学歴、勤務歴、中国語レベルなどによって点数が付与され、条件を満たすと駐在員資格が付与されます。
その他、中国では省や市によって奨励する・又は投資を呼び込みたい分野が違いますので、その分野に従事する人材は場所によって点数を加算することも有ったようです。

先ほど一部を除いて、と書いたのは中国が指定する大学を卒業した人材には特別措置が有るからです(ポイント制が開始された当時、確か日本は東大だけが辛うじて入っていた、と記憶しています)。
「来年の居留証の更新無理かも??」と、にわかに中国語を勉強し出す駐在員が増えだしたのも、全駐在員ポイント制に移行されてからですが。。。
効果があった方、いらっしゃいましたでしょうか(笑)

日本と中国で外国人政策はかなり違うことがわかります。
またおいおいご紹介できればと思います。

脈絡のないお話を最後までお読みいただき、ありがとうございました。

#タイトル写真はハルピン中央大街の街並みです



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