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関西人の、真のソウルフードとは①

関西といえば・・・大阪といえば・・・

たこ焼き、お好み焼き、モダン焼き、ホルモン、串カツ、(551の)豚まん。

メディアでよく取り上げられているのはこの辺りやろか・・・。

私が誠に勝手ながら関西人の真のソウルフードだと思っているのは、「家庭で食べるお好み焼き」と「関東人がおそらく『味も見た目も薄っ!』と驚くカツオ出汁のうどん」である。今日は「家庭で食べるお好み焼き」について書いてみようと思います。

お好み焼きは家庭の味

トップの写真の通り、お好み焼きは「主食」ではなく「おかず」です。

これは「粉モン」+「ごはん」という関西人以外には受け入れがたい(かもしれない)事実ですが、最後に紹介する、”たぶん誰でも美味しいお好み焼きを作れるレシピ”を見ていただけると分かる通り、決め手は「粉」ではなく「具材」と「味付け」にあります。(そしておそらくこの組み合わせの微妙な差が、各家庭の味を生み出すのでは。)

上京して初めて、同棲中の彼にお好み焼きを作ったとき、彼がおそらくお世辞でなく「美味しい」と食べてくれたのはほんまに嬉しかった・・・。(彼は本当に美味しい時、口数少なく、ちょっとうんうんと頷きながらパクパク食べ続ける習性があります)

そんな惚気ちっくな話はいいとして、このお好み焼き。母の味を真似するでもなく必ず母の味になる、その作り方、味の記憶が遺伝子レベルで鮮明に記録されてるとしか思えない再現性なのです。

まさに家庭の味、関西人のソウルフード。それが家庭で食べる、なんとも素朴なお好み焼きなんです。知らんけど。

強いていうなら金払っても食べて良い、美味しいお店

散々家庭の味と崇めておいて、とはいえお店で食べるのも美味しいお好み焼き。

TVなんかでもやってる通り、関西人にとってお好み焼きは「家庭で、家族で食べる庶民の味」なのであって、決しておしゃれなお店でいただくようなポジションではないんですが、強いていうなら、ここははずさへんなあ、というお店を2つご紹介します。

■お好み焼き ゆかり

まさに王道の味が、「ゆかり」さん。

https://www.yukarichan.co.jp/menu.html

各テーブルの鉄板の上で、じゅーじゅー美味しく焼き上がる、熱々のお好み焼きをいただけます。都内や横浜にも店舗がありますね。

おすすめは定番の豚玉、それから牛スジネギ焼きも美味しい。ネギが写真のそのまま、ちゃんとたっぷり乗っかっているところが良い・・・!

(写真なくてすみません・・・)

■桃太郎

https://momotarou1.com

大阪生野創業。ちょっとお高めですが、変わり種の「いもすじねぎ玉」が美味しい・・・。なぜかいつも昼に行くからビールとマリアージュしたことないけど、ぜひビールとマリアージュで楽しみたい・・・。

牛スジもネギも、ゆかりさんでも入ってるやん!個人的に好きな味なんやろ!?もうネギ焼きでもええやん・・・とつっこむなかれ、ポイントはホクホクのじゃがいも。「ここにおじゃが入れるんかーーーそりゃウマイに決まってるやんけーーー」な絶妙なバランスなのです。

(写真なくてすみません・・・)

たぶん誰でも美味しいお好み焼きを作れるレシピ

たぶん、と付けたのは、私自身いつも気まぐれで作っているので、必ず美味しくできるという保証は無いからです。つまり保険です。保証はできません。お好み焼きのレシピなんて世の中にごまんとある中、最もいい加減であることは自覚してます。ただコロナ禍でわざわざ食べに行くのも・・・という状況なので、おうちでのんびりお好み焼きなんて作ってみるのもええかなあ、と思います。

■材料(2人分、おかずとして食べる場合)

・キャベツ お好みですが、半玉の3〜4枚ほど

・とろろ 冷凍のやつ2袋

・小麦粉 大さじ7〜8杯

・卵 1個

・刻み青ネギ 適量(あれば)

・カツオ出汁 大さじ1(あれば)

・醤油 ティースプーン1杯ほど

・豚肉 豚バラなら3〜4枚ほど。安い豚こま切れを使ってもOK。

※桜海老とか、イカとか、あればより美味しいです。じゃがいもも牛スジも入れたら美味しいと思いますが、お店の味わざわざ食材集めて真似するより、素朴さで勝負しましょう、家庭料理なので・・・

■作り方

1 キャベツは千切り。細かすぎなくて良いです。冷凍とろろは水につけて戻す。

2 豚肉以外の材料全て混ぜる。ポイントは、あれば、できればカツオ出汁を隠し味にすること、醤油をすこーしたらすこと。ネギも香り付けに良いです。

3 油をひいたフライパンにタネを円形に敷く。(小さめのフライパンやと、トップの写真の通り楕円形になる。気にしない。)敷いたら、上に豚肉を並べる。蓋をして中火で加熱。

4 プツプツと気泡が見られ、端の方が焼けてきた感じがあれば、ひっくり返す。

5 ひっくり返した後、豚肉がこんがり焼けるまで加熱する。

6 焼き上がったらソース、マヨネーズ、青のり(あおさ)、鰹節をお好みでかけて、いただきます〜。(ちょっとだけケチャップかけても美味しいです。)

お店やと鉄板でまずお肉を焼いたりしますが、フライパンで作るときはお肉をタネの上に敷いて作る方が、後々ひっくり返しやすく、きれいに仕上がる気がします。

ああ。なんかまた食べたくなってきた・・・1週間前に作ったけどな。

食べたいなあ、って時にさっと作れる、これこそまさに家庭の味。原価およそ1人100円〜200円。ほぼお肉代。そんでおなかも心も満足。(白ごはんも一緒に食べたってな〜)

家庭のお好み焼きこそ、関西人のソウルフードなのでは。知らんけど。

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