見出し画像

お風呂すきですか?~パート2~

こんばんわー

今日は7月30日。note3日ぶりです。
(また日をまたいでの執筆です)

おとといは夜勤、昨日は夜勤明けでした。

年々夜勤がつらいです。😱

グループホームと呼ばれるところが、今の私の職場。

認知症高齢者が9名。彼らを支えるスタッフは9名。1日3名で仕事。 時々2名で仕事。

福祉は誰でも出来て、生産性が低い仕事と言われます。

日本にはかつて徴兵制度がありました。戦争はいけません。(改めて😓)

だけど、現在はありませんが、新制度として、
”介護or育児制度(日本国民は20歳以上なら誰しも)”を通して、
実際経験してみると、きっと体験した人の人生は
”良くも悪くも変わる”
のだろうと常日頃思うところであります。😅

さて本題に入ります。


”Try again”


前回パート1の振り返りです。

”入浴嫌いのAさん”について書いています。

生真面目で世話好きな方。だけどお風呂が嫌い。私たち職員がAさんの入浴に対して、常日頃頭を抱えています。
ここまでが前回のおさらいです。

それでは続きです。


入浴拒否11日目
私が出勤してすでに他の職員がAさんに”お風呂アタック?!”を試みていましたが、あえなくスルーされています。

話を聞いて、他の職員に「Aさんとあとで話をしてみますね」と話をしていみる。

Aさんが入居してかれこれ1年は経過しています。

その間色々ありましたが、幸いAさんとの関係性はまあまあなのかと。 (憶測です😅)


昼食後、食事、トイレ介助などが終わり、ちょっと一息つける時間。

Aさんも自分の仕事(食後台所で下膳されたお膳の中の後片付けやフロアーの掃除)が終わっていました。

他の職員に目配せして、Aさんのところへ
「Aさんちょっとお話していもいいですか?」

Aさん、きょとんとしているけど、表情が一瞬曇りました。
きっと嫌な話されるのでは?と身構えているのかと)

Aさんの部屋へ2人で入って。

Aさん「どうしたの?先生(私たちはAさんこう呼ばれています)」

「いやー今日は暑いですねー」など日常の会話。

Aさん、午前中にお風呂のことを他の職員から話されていたので、
ここでは”お風呂の話は一切せず”日々の世間話を終始15分ほど行いました。

Aさんお話は好きな方なので、Aさんからいろんな話がとめどなく流れてきます(話のほとんどがいつも話している会話の繰り返し)。

ほどなくして、Aさんに
「それではまたお話しましようね」と話しを打ち切り、私は業務に戻ります。


他の職員には今まで話した内容をかいつまんで報告。
「お風呂の話は一切しなかったよ」と....。

画像1


次の日


昨日はAさんとの会話後、またいつもの日常が繰り広げられて、
”暴れる入居者、夕方になると自宅に帰りたいと泣く入居者”などの
相手をして業務終了。

そして次の日。


私の今日のシフトは早番。(8:30までに仕事をします)

この時間帯は前日の夜勤者が、食事介助していたり、終わっていれば朝食の後片付けや、トイレ介助、夜間帯に起きた出来事などの記録に追われています。

私は夜勤者とあいさつを交わした後は、フロアー・トイレなどの掃除や
入居者のトイレ介助などを行います。

9:00になったら夜勤者から朝の申し送りを受けます。
(9時までに日勤の職員1人が出勤し、フロアーの見守りなどを行っています)

”朝の申し送り”とは、
夜間帯に起きた出来事の報告。
”体調不良者がいなかったか、きちんと寝ているか、食事、食後の薬は取れているか、お通じやおしっこなどきちんとあったか”など、
9名分を一人ひとり順に聞いていきます。

申し送りも済ませ、終わった頃にもう一人、遅番の職員が出勤してきます。

私を含めこれで3人の職員が揃い10時前に朝のミーティングを行います。

夜勤者からの情報を他の職員に伝え、今日のスケジュール確認。
便秘気味の入居者の有無。体調不良者がいないかなどの確認。
話は多岐に渡ります。


ここでAさん入浴の話。
「今日で拒否11日目ですね。さあーてどうしたものかねー」


職員A「うーん困りましたねー もし拒否られたら12日目突入ですかね!!」


「昨日Aさんには朝別の職員がトライしたけどダメで、午後に私がAさんと入浴話なしで世間話しています。とりあえずダメもとで誘ってみますが、ダメなら、無理強いはせずに今日も見送りますねー」


職員B「そうですねーまずはトライしますかー!」

簡単な打ち合わせは終了し、各職員はそれぞれの仕事に。

画像2



”先生にまかせるわ”


10時になるとお茶タイム
簡単な軽食やお茶を飲んでもらい、入居者にはリラックスしてもらう時間です。お茶が済んでAさんに話をします。

「Aさんちょっといいですか?」

Aさん「なーに先生?」

「私が来たのはお風呂のお誘いです。ここで提案!今日この後午前か午後にお風呂に入りませんか?今日は朝から暑いし、Aさん一杯仕事してくださったので、汗一杯かいていますので、ここで汗を流すの気持ちいいと思いますよー!!」

Aさんちょっと考えて、
「先生にまかせるわ!!」
えー!😳
私を含め他の職員びっくり!!😲


「それじゃー午前中、一番風呂、これいいですねー 早速用意しますねー!!」と、
Aさんの気持ちが変わらないうちに、入浴担当の職員は入浴準備し、
私は平静を装いながら
「Aさん!行ってらっしゃーい!!」と声をかけました。

その後は入浴担当職員がAさんに対して、気持ちを盛り上げる対応をしたのは言うまでもなく、それぞれの職員が協力してAさんの入浴を行っていくのでした。

画像3


イヤー気持ちよかったわー!!


Aさんお風呂あがり、顔を赤らめて
「イヤー気持ちよかったわー!!」

「お風呂良かったですねー ほんと今日入っていただきありがとうございました」と深々と頭を下げると

Aさん「いやー先生頭下げないで下さい!」と慌てています。

Aさんが自分の部屋に戻ると、私を含め他の職員一同でしてやったりの顔(ガッツポーズ!!👍😁)




何げない日常


こんな感じで日々が過ぎていきます。

今回は11日目で入浴出来ましたが、次はいつ入ってくれるか?
神のみぞ知る....。

まあ入浴嫌いな方は多いです。

理由は様々。今日も入居者と戦っています。(ちょっと大袈裟!😁)

こんな日常ですが、認知症ケアは常日頃、試行錯誤と笑いとちょっとした 感動や呪い(おや!😅)で繰り広げられています。

今日も読んでいただきありがとうございます。

それではおやすみなさい!!


いいなと思ったら応援しよう!

よしぱら
サポートしていただける方へ、大変ありがたく思います。今後の創作、記事への執筆活動の励みと勇気を頂けると思いますので、よろしくお願いします🎵