吐き出したかったコト_2

こちらは徒然な走り書き1の続きです。
よろしければ1から読まれてください。

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 冗談はさておき、今一番の危惧は、頭の中の腐った願望欲望が露見してしまわないかということだ。飢えた身体に引っ張られるようにして、頭の中も性欲に支配されるようになってきた。


 例えば、マッサージ好きでよく店に通うが、どうしても卑猥な妄想に引っ張られてしまう。他にも美容室でうっかり首筋や耳に手が触れようものなら、声をあげそうになる。 満員電車通勤はなかなかの地獄だ。たぶん他の人の地獄とは意味合いが大きく違うだろうことは理解している。快楽的な意味で地獄だ。 いい匂いのするスーツが目の前にくればしがみつきたくなる。背後に立たれれば、電車の揺れであわよくば胸に飛び込めないか。ドア際に立ったときは誰か私を後ろから蹂躙してくれないだろうかと。 電車から降りたときには人の熱気や接触、密着具合に悶々として、マスクの下がだらしない顔になっている。職場につく前にお手洗いで一回気持ちを落ち着かせてから出社しないといけないのはなかなかにしんどい。


 このままだといつか変態とバレてしまう、今はその一歩手前まできてしまっていることが、恐ろしいのだ。 反面、バレてしまったら、それはそれで楽しいことになるのではないかという変な期待感が顔を覗かせるくらいには、もう引き返せないほどに頭の中の理性的な部分が消失しかけているのだろう。 肉付きいいまとまった尻を見れば鷲掴みたくなり、身長や手が大きい人をみれば下半身へ思考を巡らせ、色黒の体格良さげな人をみればポリネシアンなイメージを浮かべ、色白な若い子を見ると被嗜虐心を煽られる。最近はBLにも手を出したので、男2人が仲良く歩いてるだけで、もう垂涎ものだ。ごはんがよくすすむ。


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 私の現実逃避っぷりは異常だ。だれかにそう言われたわけでもなければ、誰かの頭を見たわけでもないが、たぶんトリップ具合がおかしいと思う。とてもモザイクをかけなければいけない内容を展開しながら、涼しい顔をしている私はとても滑稽だ。でも、哀しいかな、それがあるから日々の疲れや将来の不安に向き合え、やっと生きていけているのだ。 これも一種の性的嗜好なのだろう。妄想が止められない病気だ。 


一見穏やかに見える生活を送り、守るためのサプリメントとして、私はこれからも抜け出せない世界へ転がるように堕ちていくしかない。一方で踏みとどまりたいとも思い、整理のために筆をとった。

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