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アキのエッセイNo.115ー精神科支援に関する本の紹介(2冊目)

こんにちは、アキです。

先週に引き続き

精神科支援に関する本を紹介しようと思います。


ただ

今回の本は

「この本、素晴らしくて面白いから

是非、皆さんに紹介したい!」という趣旨ではありません。


というのも

あまりにも内容がひどすぎて

途中で読むのを止めてしまった本なのです。


ここで

本のタイトルを書いたら

出版への妨害となるでしょうから

伏せますが


どういう内容だったのか

ざっくりと説明します。


はじめに

精神障害の方々に対し

どういう姿勢で向き合い

どう対応すべきかが書かれていましたが


患者さんの個別性を重視しつつもパターン化して見るべき!


うん

それは分からなくもないけれど

ちょっと機械的すぎじゃない?


こういう疾患の人たちはこういうトラブルや問題行動を起こしやすいです。


ん??


発達障害ならば脳の気質的な問題であり先天的なものだからと諦めがつく。自己責任もへったくれもない。まぁそういうことなのでしょう。


んん???


病名というパターンがはっきりと見えてくれば、ケースが扱いやすくなることは多い。


え?ケースを扱うって

患者さんは物じゃないでしょ?


妄想は馬鹿げています。


もう、この人(医者)

ダメだ…。


ざっくりと内容をピックアップしましたが

皆さん

どう思われます?



患者さんへの敬意が感じられないですよね。


患者さん

迷惑な人

問題を起こす人

というネガティブな捉え方をして


こういう問題を引き起こす人間は

こう対処すればいいみたいな

すごく悲しい考え方です。


内容は深く読んでいません。

というか

読めませんでした。


だって

内容が全てにおいて

精神障害の方々への侮蔑しか

書かれていなかったので。


全て

著者さんの偏った持論で書かれていて

医学的、臨床的な根拠は一切ありません


当事者の方々や

その周囲の方々(家族など)に対し

寄り添う心もなく

理解しようとする心もなく

ただ

「こうあしらえばいい」みたいな

独善的な見解しかなく…。


こんな人が

精神科医をやって

患者さんやご家族さんを看ているなんて…

関わった方々が哀れでなりません。


ただ

問題なのは

その医師の考え方だけではないのでしょう。


その医師に

「その考え方はおかしい!」と

面と向かって言わない人たちがいないばかりか

その考え方に感化され

賛美する人たちがいるということです。


知識はある方なのだと思います。

本もたくさん出しているそうですし

学会や症例検討会にも出ているような

それだけ偉い先生みたいなのです。


しかし

本を読んで

蓋を開けてみたら

そこには

当事者さんやご家族さんへの

偏見やネガティブな見解、対応しか

書かれていない。


肩書は素晴らしいのでしょうが

だからこそ

「この人はおかしい!」と思う人が

いないのでしょうか?


正直

この先生に関わった方は

あまり幸福な人生を送っていないのでは?と思えます。


それだけ

この先生の考え方が偏っているのです。


このような先生が

今まで精神科医としてあり続けられたのは

どういった背景があるのでしょうか?


周りがまともであれば

排除されるべき存在だと

私は思います。


しかし

この先生は生き残ってしまっていて

こうして本まで出版しています


それだけ

この先生と同じような

非人道的で

偏った見方、考え方で

やってきてしまっていて

そのあり方の正しさを疑わないタイプの支援者が

まだこの国にたくさんいるのではないでしょうか?


それか

「おかしい」とは思いつつも

面と向かって対峙するような支援者がいないとか


支援職の勉強はしていても

実際に踏み込んでいないので分かりませんが


とにかく

このようなタイプの支援者が

患者さんやそのご家族さんを

相手にしていいわけがありません。


直接

面と向かって

「あなたのやり方は間違っている!」と主張しても

このタイプの支援者は

簡単には自分のあり方を変えようとはしないでしょう。


では

どうしたらいいでしょうか?


まずは

患者さんやご家族さん達を

ただのパターンではなく

当人として捉え


受け入れ

共感し


心から寄り添い

かつ

本当の意味で彼らの力になれる

支援者が

増えていくべきではないでしょうか?


抽象的な表現かもしれませんが

上記の先生のようなタイプの支援者が

当たり前のように闊歩するような支援システムが

自然に消滅していくように

人道的な支援が行える支援者の方々が

増えていくこと。


つまり

人道的な支援がよりいっそう当たり前になる世の中にしていくよう、支援の質を上げていくことが必要なのだと思います。


ネガティブな内容の記事ですみません。

しかし

この本を読んで

この国の支援の在り方について改めて考えさせられ

そして

自分はどういう支援者になりたいか?を

見直すきっかけになりまして


この先生を

反面教師にして(言い方が悪くてすみません)

支援者を目指していこうと思います。


最後までお読み下さり

ありがとうございます。

















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