見出し画像

言葉の花束ーアキの詩集No.50


1.「お菓子袋」

お菓子袋に

たくさんの
甘いお菓子や
しょっぱいお菓子が
詰まっている

わぁ
嬉しいな!

全部食べたら
食べ過ぎちゃうよね

栄養バランスが
偏るし

後で
気持ち悪くなるかも知れない

だったら
他の誰かと分けて
食べてみようよ

みんなで分けて
食べれば

食べ過ぎずに
すむかも知れないし

一人で食べるより
お腹いっぱいには
ならないかも知れないけれど

誰かと
美味しい気持ちを
共有すれば

不思議と
心がいっぱいに
なるよね



2.「涼」

蒸し暑い夜

そんな夜でも

風呂上がりの風が
心地よく感じる

そして
外から聞こえてくる
蛙や虫たちの声が

私の心に
涼を届けてくれる



3.「自分の人生を大切にする」

過去に受けた心の傷や
苦しい経験が
あったからこそ
今の私がある

そう言って
暗い過去を
肯定しようとする人は
多いけれど

私は
そんなこと
絶対したくない

確かに
過去の経験は
自分の人生の糧になって
今の自分を支えているだろう

けれど
傷ついた過去があったから
今があるなんて

過去の自分は
今の自分を良くするために
傷ついて良い存在だったということ?

私という存在は
過去を通して
現在
未来に至るまで
傷ついて良い存在ではない

傷ついたという過去は
結果論だ

今の自分を
強くするため
成長するために
犠牲にして良い過去なんてない

現在の自分もそう

未来のために
投資はするけれど
今を犠牲にしたくない

そもそも
現在ですら
心の望むような生き方をしていなくて

その先の未来を
上手く生きていくなんてことは
出来るはずがないと思う

今を大切に生きて
心から幸せに生きている人は

その先も
そうやって生きていけるだろう

過去、現在、未来と
繋がって人生は続いていくのだから

今、生きている中で
幸せの種まきをしているならば
いつか芽が出て
幸せが育っていく

自分の望む人生を
築いていける人とは
今を大切に生きている人だ

過去から現在
そして未来に至るまで
自分を大切に出来る

そういう人に
私はなりたい



4.「衣替え」

人が
暑さ寒さによって
衣替えをするように

桜も梅も
桃の花も

白や赤
薄ピンクの花の色から

薄き緑色の
若葉の色へと

衣替えを
すましている

今日は
冬のように寒々とした
雨の一日だったけれど

着々と
季節は移り変わっているのだ



5.「つぶらな瞳の君」

うちの
猫たちの
ふわふわの毛並みが好き

ぽにょぽにょの
お腹が好き

つい
触りたくなる

頬ずりしたくなる

気持ちが良いし
何より
可愛いから

そして
つぶらな瞳

何て
愛くるしいんだ

見つめられたら
ずきゅんと
心を射止められてしまう

ちょっと待て
ここにも
つぶらな瞳の
可愛い子がいるぞ!

そう主張しているのは
水槽の中で暴れている
ペットの亀

うん
認めるよ

君の瞳も
つぶらで
可愛い

でもね
ダメなんだ

君の瞳も
うるうるしていて
見つめられたら
きゅんとくるけれど

流石に
触りたいとか
頬ずりしたいとか
思えないんだ

だって
亀だもん

差別とか
思わないでね

生理的に
無理なんだ

だって
クサガメだもん

君の方が
ペット歴が長いのにね

猫の
可愛い仕草に
甘えるような鳴き声に
つい惑わされて

君の存在を
忘れることもある

それは
本当に謝るよ

月とすっぽんならぬ
猫とクサガメ

その隔たりとは
いかに?

とか言って
これ
差別だね

ごめん
平等に
愛せていないね

ただね
君の瞳は
本当に可愛いし
すごく癒されるから

長く生きて
私達家族を
見つめてくれると嬉しいな

その
つぶらな瞳で

まぁ
万年も生きられたら
流石に困るけれどね



6.「もので満たすよりも経験という財を」

自分と同じ苦労を
子や孫にかけさせたくない

そういう殊勝な志を抱いて
よく働いてきた人達は
沢山いるだろう

だけれど
その苦労は
かけてはいけない苦労なのだろうか?

その人の成長に
必要な苦労ならば
むしろ
かけさせるべきだし

その時は
傍で見守って
応援してあげるべきだろう

また
子や孫に
苦労をかけさせたくないから

食べ物も服も
色んなもので満たしてあげることで
幸せに生きてもらう

そういう考えの人も
多いと思う

けれど
単純にものを増やして
ものを満たしていくことで
人は本当に幸せになるのだろうか?

私は
そうは思えない

頑丈に建てた家だって
いつか災害などによって
脆く崩れることだってある

だから
自分の子には
ものを沢山与えて
満たすという考えは捨てたい

それよりも
色んな経験をさせて

色んな人と関わり
人間性を磨いたり

視野を広げて
色んな考えを展開させていって

人としての
生きる力を伸ばすのに必要な
目に見えないけれど確かに存在する

経験という財を
積ませてあげたい



7.「私の望む平和」

暴力で
人や世界をコントロールしようとする風潮や

自分の平穏のために
誰かを差別してこき下ろしたり
他の誰かや何かを犠牲にするような風潮と

おさらばしたい

一人一人の人格も個性も
尊重し合い

かつ
お互いが手を取り合い
支え合う

そういう
より多くの人や物事を
包括した平和を
築いていけたらいいと思う

平和を築くための
競争とか
罵り合いとかは
いらない

お互いから
学び合い
研鑽し合う

共に
平和のために努めたいならば
協働することを

信条として
世界を導いていけたら良いと思う



8.「何とかなるよ」

何のために
生きているか
分からなくて

どうしようもなく
苦しくなる

でもさぁ

はっきりとした
目的がなくても

ただ
生きたいから
生きるんじゃ
ダメなの?

目的があれば
軸がしっかりするけれど

目的にしがみつきすぎると
かえって
苦しくなるよ

生きていれば
色んなことが起こる

悪いことも
良いことも
みんな楽しんで
生きていけば良いよ

大丈夫
何とかなる

あなたは
あなたのままでいい

あなたなら
何とか乗り切れるから

自分を信じて
生きてみなよ



9.最後に

最近

暑くなったり

寒くなったり

忙しいですよね(笑)。


皆様

体調にはお気をつけ下さいね(^^)/


心に響く詩があれば

最高に嬉しいです♪


最後までお読み下さり

ありがとうございます。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?