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言葉の花束ーアキの詩集No.81


1.「鼻歌の魔法」

鼻歌を歌えば

心に
ぽっかりと空いた穴が
埋まってくれるみたいで

自然と
元気になれる

だから

心が
寂しいときや
不安なとき

ちょっと
退屈なときなんかは

誰にも聞かれないように
こっそりと
鼻歌を歌うの

誰かに聞かれたら
解けてしまう
私だけに効く魔法だから

誰にも聞かれないように
こっそり歌うんだ

自分だけの
秘密の時間

それは
ありのままの自分を解放出来る
最高の一時

誰かに聞かれないように
はらはらどきどきしながら

胸をときめかせて
鼻歌に酔いしれるの


2.「言葉を積み上げる」

ふっと
面白いことが
浮かばない

素敵な
言葉が
出てこない

想像の泉が
枯渇しているとき

それは
十分な休息が
必要なときだ

考えたり
感じたりするのも
エネルギーがいる

あぁ
悔しい

何も
浮かばない
感じられない苦しみは
半端ない

その
悔しさも実は
感情だったりする

何もないわけじゃ
ないんだよ


出来ることは

気の利いたことや
面白く
人の心を掴むような
言葉を紡ぐことじゃない

ただ
ひたすら
思うこと感じることを

少しずつ
丹念に積み上げて
受け止めていくことだ

そうやっていけば
見えてくるものがあるし

その
積み上げたものに
不思議と心が惹かれることもある


3.「父娘の夕食でのやり取り(エッセイ)」

夕食ができたから
「ご飯だよ」と
父に言えば

寝床で
ぐったりと
横たわっていて

「今行く」と言っては
5分、10分待っても
起きてこない

そうこうしている内に
ご飯が冷めて
イライラ1つ目

やっと来たかと思えば

食欲がないからと
せっかく作って
盛り付けたおかずを

もとの皿に
戻していく

体調が良くないことは
見て分かっていても

作った物を
戻されることは
あまり嬉しくはない

イライラ2つ目

カボチャの煮付けが
かなり上手く出来たので

「食べてみて」と
何度も催促しても

なかなか
食べ始めないし

やっと食べたかと思えば
別のおかずを食べる

イライラ3つ目

そして
爆発

「さっきから
食べてって言ってんじゃん!
何ですぐに食べないのよ!」

そう言うと
「美味しいものは
後で食べたいから」

なんて
言い訳して

やっと
カボチャの煮付けを
食べてくれた

「うん
美味しい」

遅いわ!

そう
思いつつ

やっと
その言葉が聞けたと
心の中でガッツポーズを取る

そんな父娘の
やり取りのお話


4.「挑戦という航海」

挑戦は
わくわくと
胸がときめく

けれど
それが
狭き門かも知れないと気付いて

とたんに
怖じ気づく
自分の意気地のなさ

前進したかと思えば
気持ちが
後退していく

どうしよう

なんて
迷いが生じてしまって

思考が
ぐるぐるする

私に
出来るのだろうか?

自分を
とことん信じ抜く

その強さがあれば
こんなに迷わないのに

迷ってもいい

迷って
気持ちが後退した分

2歩下がったなら
3歩以上前進すれば良いから

迷いも
みんな受け止めて

挑戦
していこうよ

心は
水だから

生きている限り
心の波は
どうしても立ってしまう

不安が高まれば
嵐となって
自分を呑み込もうとする

でもね
心の波が
どんなに激しくなっても

波に乗って
航海することは
出来るはずだよ

前よりも
舟は丈夫になったし

航海スキルも
上がった

前よりも上手く
出来るはず

自分を信じて
挑戦という航海を
してみて

挑戦しなければ
見えない景色を

楽しみに
航海してみよう


5.「抱きしめて」

何も言わず

ただ
抱きしめて

黙って
受け入れて

私を

抱きしめるのに
理由なんて
問わないで

理屈抜きに
抱きしめて欲しいの

私の
弱さも
醜さも

みんな
包み込むように
抱きしめてちょうだい


6.最後に

4.の詩について
精神保健福祉士を目指して現在、勉強中です。
就労支援員になるという夢がありますが
そこで何年か経験を積んだ後に
ジョブコーチをやってみたいと考えています。
ただ、調べてみたところ
ジョブコーチが活躍している現場は限られていて
狭き門である可能性があるのです。
それだけ難しいのかと思うと
怖じ気づいてしまいます。

取りあえず、ジョブコーチが配置されている機関に問い合わせをしていますが
出来れば、この夢を実現したいです。

返信が来るか、どんな内容が書かれるかが気になり
どきどきしています。


5.の詩について
愛を渇望してしまうことがしばしばあり

そういうときは
セルフハグをして
自分を満たしています。

自分を
理屈抜きに
無条件に受け入れる。

それを
行動で示すことも
大切だったりすると思うのです。

今回は5編のポエムを
お届けしました。

何か心に届くものがあれば
幸いです。

お読み下さりありがとうございます。





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