言葉の花束ーアキの詩集No.106
1.「想いのしゃぼん玉」
ぽっと出ては
ぱっと消える
想いは
きらりと煌めいて
儚げに消えてしまう
しゃぼん玉だ
しゃぼん玉を
いつまでも留めて
おきたくて
忘れまいと
しゃぼん玉一つ一つを
記憶に刷り込む
でも
あの煌めきを
記憶のフィルムに
精細に留めておくのは
難しい
だからこそ
しゃぼん玉の
刹那的な煌めきを
一つ一つ
噛みしめて
眺めるんだ
2.「敵はどこにもいない」
敵は
どこにもいない
自らが求め
必要としなければ
現れることはない
だからね
あなたは
何を恐れているの?
自分を傷つける
けなしてくる何か?
そういう人が
いたとしても
心に留めておくことはないよ
自分も
自分の敵になる必要は無いよ
恐れて
身構える必要は無い
あなたは
あなたであるだけで
素晴らしいのだから
堂々と
「私は私で生きます」と
宣言して
生きたいように生きれば良いよ
自分が堂々と
自分らしく生きるのに
敵はいらない
そう思えれば
敵なんて眼中になくなるよ
3.「武器を捨てる勇気」
武器を携えて
戦いに臨むより
武器を捨てて
身一つで臨む方が
勇気がいる
見栄を張らず
余計なプライドを捨てて
ただ
自分をしっかりと保ち
飾らず
虚勢を張らず
ここぞという場で
自分を発揮する
弱みが出ても
構うことなく
むしろ
どんなことが起きても
楽しむくらいの勢いで
臨んでいきたい
4.「やり切った」
やり切った
疲れが
心地良く感じるくらい
今日はとことん
やりたいことを
頑張った
お疲れ様
そう
自分に投げかけ
自分と
心の中で
ハイタッチする
頑張った自分よ
ゆっくり休んでね
そして
明日もよろしくね
これからも
どんどん
楽しいこと
面白いことに挑戦しようね
そう
自分自身に誓う
5.「モノとの付き合い方」
モノがありすぎれば
使うこと
整理することに
苦心する
便利な生活を期待して
そろえたはずになのに
便利にするどころか
かえって
生活に支障が出るなんて
本末転倒
やはり
本当にそれは必要か
その便利は
なければならないものか
よく検討して
そろえないといけないよね
ちょっと
不便があるくらいが
ちょうど良い
私は
そう考えている
ちょっとのモノで
賢く生きる
モノに
幸せにしてもらうのではなく
自分で自分を幸せにするために
手段としてモノをそろえる
そういう生き方を
していきたい
6.「夢に出てきた友達」
夢に
疎遠になっていた
友達が出てきた
あまり
良い顔をしていなかった
前々から
彼女は大丈夫か
心配していたから
出てきたのだと思う
たんなる
私の心配の
表れなのかもしれない
でも
本当に
そうなのだとしたら
今まで
深入りしないようにと
関わりを
避けてしまったことに
罪悪感を感じてしまう
どうか
無事であってほしい
そして
幸せであってほしい
7.「甘え猫」
私の側を横切るのに
わざわざ
体をこすりつけてくる
甘え猫
撫でてやれば
ゴロゴロ喉をならし
さらに
すりすりしてくる
甘えたくて
仕方ないんだね
撫で撫でして
構ってやると
甘えん坊炸裂
今
やらなきゃいけないことが
出来ないなぁ
と
困りつつも
甘え猫に負ける私も
甘いのだろうか?
8.「尽くす」
自分を犠牲にしてまで
尽くしてくれる人がいる
本人は
良かれと思って
望んで自分を犠牲にするけれど
私の大切な人が
そんなことをするならば
私なら
その行為を許すことは出来ない
だって
その人が大切だからこそ
その人自身も
自分を大切にして欲しい
自分を大切に出来ないで
誰かを大切にするなんて
出来っこない
そのことに
気付いて欲しいな
9.最後に
6.の詩について
自分にあった仕事に恵まれず
転職を繰り返す友達なのですが
今は疎遠です。
深入りすると
自分はのめり込んでしまうと思い
連絡を取り合っていないのですが
やはり心配です。
8.の詩について
私の父がまさに
自己犠牲タイプなのです。
昨日、ワクチンを打って
体調不良を起こしているのに
朝早く起きて
1時間かけて廃品回収に出すゴミをまとめたとか
自慢げに言っていて。
そういう父の自己犠牲精神が
私は好きにはなれません。
自分は出来るとか
凄いとか
変なプライドがあるんですよね。
それでいて
自己肯定感が低い。
だから
母の支配に入り
こき使われようとする。
母も母で自己肯定感が低く
自分の言うことを何でも聞いてしまう父を
利用している。
父と母の共依存関係
いつ見ても呆れます。
という
私の愚痴でした。
最後までお読み下さりありがとうございます。
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