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言葉の花束ーアキの詩集No.62


1.「香りのプレゼント」

最近買った
白檀という
お香

燃やせば
たちまち
甘く上品な香りが
部屋中に立ち込める

張りつめた
自律神経が
緩んでいくよ

心身が
解きほぐされて

抱えていた
疲れやストレスが
抜けていく

あれ?
全部燃えたのに
まだ
香っている

どうやら
部屋に
残り香があるようで

リラックスタイムは
終わらない

ちなみに
猫にも
香りが染み付いて

頬擦りする度
香りを楽しめる

あぁ
良い香りに
包まれて

私は
幸せだ

頑張った自分への
ご褒美に

良い香りを
プレゼント

ありがとう
大好きだよ



2.「やりくりする知恵」

家族で
観光がてら
住宅展示場を見に行った

疲れているのも
あったのかもしれないけれど

全然
不動産屋さんの説明が
頭に入らなかった

そりゃそうだ

だって
家の建て替えに関して
一切興味がないからだ

このシステムを
入れたい

あれも
加えようとか

快適な家に
住みたいのは
別に悪くはないけれど

便利さを追求すればするほど
物への執着が沸くし

災害とかで
家や物が壊れたり
なくなったりすれば

何か
虚しい

私にとっては
物で満たすこと
イコール
心を満たす
には
ならない

物は
必要最低限といかなくても

ある程度
生活に困らないくらい
あれば良い

むしろ
物が十分にない

少々不便な状態で
いかにやりくりするか

そのことに
頭を使って行動する方が
私には魅力的に映る

やりくりする
知恵を身に付けたい

改めて
それを感じさせた
今日の出来事だった



3.「生来のKY」

私は
小さい頃から
浮いていた

周りが普通に
分かることが分からないし

感性も
独特だったためか

当然
私はハブられていた

それが嫌だったから
空気を読もう

人に
共感して
思いやりを持とうと
努力してきた

その甲斐あって
平均よりも高く
コミュニケーション力が
上がったと思うし

ある程度
割り切ると言うことも
出来るようになってきた


思ったら

昨日
手相占い師さんに
色々占ってもらったら

「KY線がくっきり出ている」
「周りに流されるのが嫌いで
自分の道を行くタイプ」と言われた

あぁ
参ったなぁ

でも
占いではっきり言われたら
すっと腑に落ちて
自分を受け入れられた感じがした

私は
どうやっても
周りが「そうだ」ということに
納得することも難しいし

周りが
当たり前のように通る道を
通りたがらない性分らしい

自分が
嫌だ
苦手だと思うことに
無理して馴染む必要は無いし

普通の人が
出来ることを
そのレベルまで出来なくてもいい

生きづらい生き方を
無理してやるよりは

自分が
「こうしたい」という想いに従って
自分らしく
自分が生きやすい方法を見つけて
生きていけば良い

自分を殺す生き方ではなく
自分を生かす生き方をしたい

生来のKYだからこそ
自分に嘘をつきたくない

自分の心に正直になって
出すべきものは出していきたい

もちろん
周りの人達も大切にしながら
自分も大切にしていきたい



4.「子どもの頃の私は被害者意識の塊だった」

子どもの頃の私は

虐められることに
びくびくして

色んなことが
怖くて仕方なくて

本当に
可哀想だった


昔の私なら
思っていた

けれど
昔のことなんて
どうでもいいくらい幸せな今だから
思うのは

昔の私は
弱くて

被害者意識の
塊だったということ

確かに
周りも良くはなかった

どうしたら
いじめを回避できたかなんて
よくは分からない

でも
ただ言えるのは

あの時のまま
「私は虐められる」
「虐められる私は可哀想で
周りが悪いんだ」という
思考ループにはまっていたら

今の幸せは
築けなかっただろう

恨み辛みを
いつまでも引きずっていたら

人に心を許し
人を愛し
信頼すること

そして
優しくすること
思いやることも
出来なかったと思う

負の感情を手放さない限り
人に優しくすることも出来ないし
優しくされることもない

優しくされたとしても
心が尖ったままだと
優しい感情を返せないかもしれない

自分がして欲しいことを
相手にしてあげることを
やってみたり

相手がしてほしいことを
相手をよく観察して
やってみたり

色々試して
自分から
優しさを他者に行ってみること

自分は優しさを知らないから
与えられるまで
優しくしないと
強情を張れば

いつまでも
誰にも優しく出来ないし
優しさを施されることはない

優しさを知りたい
味わいたいならば

自分から
行動すること

誰かに与えられるまで
待ち続けるのは

他者への
依存心でしかない



5.「心のクリーニング」

学びたくても
楽しみたくても
色々考えを巡らしたくても

十分に出来ない!

思考が
とっちらかる

そういうときは
心の空間をイメージしてみて

ごちゃごちゃと
物が散乱していれば
片付ける

塵やほこりがたまっていれば
箒で掃く

汚れがこびりついていれば
雑巾でゴシゴシこする

すると
心が軽くなって

わちゃわちゃした感じが
すっとなくなる

思考がスムーズに
整理できる

心は
自分の目に見えないけど
必ず自分の中に存在するお部屋

感情や思考は
その中に収納されている物

それを
断捨離して
クリーニングして

心のメンテナンスをすると

心がスッキリして
生き生きと生活出来そうだね

そして
より
ポジティブに考えられて
もっと自分が好きになれそうだ



6.「小雨降る」

強すぎず
多すぎない雨ならば
いくらでも
当っていい

天然シャワーが
疲れた心身を
癒してくれる

雨雲の
どんよりとした墨色に混じり

透き通った青空と
お日様の光が
垣間見えるのが

とても神秘的で
心を和ませる

一仕事終えた後の

心地良い
美しいと思える一時に

私は
生きる喜びを
感じた



7.「人付き合い」

自分を守ってもらうために
誰かと仲良くしようとする

そんな
人付き合いは
したくない

だってそれって
相手への
依存じゃないの?

相手に守られなければいけない
そういう前提で付き合うとか

自分をいっそう
弱くするよね

それに
そんな他人軸な生き方
絶対
心が落ち着かない

私は
人付き合いが得意でない

けれど
私は私のままでいい

自然体でも十分に
人を大切に出来るはずだから
何もしなくて良い

だから
普通に接すれば良い

そう思って
人と付き合っていきたい



8.「兄の誕生日」

今日は兄の
誕生日

子供の頃は
ホールのケーキを買って
顔を書いてもらって
みんなで楽しく
誕生日を祝った

けれど
大人になった今は
誕生日であることを
ついさっきまで忘れていて

思い出して
「お誕生日おめでとう」と
言うだけ

いつの間にか
誕生日が
ビッグイベントでなくなり
ただの日常と化してしまった

少し寂しくもあり

それが
大人になるということかと
ふと感じた今日という日



9.最後に

いかがでしたでしょうか?

今回はボリューム満点ですね(笑)。

何か心に届く物があれば幸いです♪

お読み下さりありがとうございます(^^)/


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