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防災教育の可能性 ~地域での協働~

ここ数年、地元多気町社協さんと、様々な防災イベントを
行ってきました。
直近に行った集大成にして、スタートのイベントのご紹介です。

まず、町民有志と社協職員で、この社協施設の避難所開設マニュアルを作ってきました。災害時、すぐに防災に詳しい職員が駆けつけられるわけではありません。防災とは無関係の職員でも、地域住民と協力して、そのマニュアルさえあれば避難所を開設できる、資機材もどこにあるかすぐわかる、そんなマニュアルを目指して作ったマニュアルです。

マニュアルは使わなければ意味がありません。
使ってみて、問題点を洗い出し、改善・反映させ、
常にアップグレードが求められます。

その出来たばかりのマニュアルを使っての防災イベント。
まずはマニュアルを使って避難所を開設、その振り返りを行ってから、
避難所運営ゲームという流れです。

募集の際に意図していたのは二点。
・中学生・高校生といった若い世代からも参加してほしい。
・災害時の困り事は、まさに今ある地域課題に直結しており、
 防災のみにフォーカスするのではなく、民生委員さんに代表される
 地域で活躍される方々にも参加してほしい。

こんな意図をもって募集をしたのですが、当日は中高生、現役世代、地域で活躍する民生委員さん更には80代の方と多様なバックグラウンドを持つ約30人に集まっていただきました。

このイベントで得られた教訓は次回にまわしますが、このような多様な人たちが一堂に会し、同じ問題を考えるということには大きな意味があると思います。

学校での防災教育に多く関わらせていただき、子供たちへの教育効果や、
防災への理解の深まり等、日々実感し、子供たちの力に驚かされているのですが、そんな私から見ても、今回のイベントの、子ども達の学びやは格段に大きなものであったと思います。

地域の方に指導していただき学ぶ機会、子供たちが学んだことを地域の方に発表する機会、そのどちらも素晴らしいものです。
今回のイベントでは、それらの枠を超え、
生徒と地域の形が、同じ目線で同じ課題を共有し話し合うことができた点で
特筆すべきかと思います。子供たちにとってはもちろん、地域の方にとっても貴重な機会になったと思います。

こういった学びの場は一朝一夕でできるものではありません。せっかくできた場です。今後もこの場を活用し、様々な学びを提供していきます。
まずは夏のイベントに向けて打ち合わせを開始しました。

#防災教育     #社会教育   #避難所 #社協  
#地域づくり #防災まちづくり

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