大須賀由美子@防災教育

学校防災アドバイザーとして令和4年度は小中高90校ほどで防災教育や研修を。その他、団体…

大須賀由美子@防災教育

学校防災アドバイザーとして令和4年度は小中高90校ほどで防災教育や研修を。その他、団体向けや地域での講演、大学での講義など。「子ども達がこんなこと言ってた!」など、仕事帰りに仲間とシェアする感じで綴っていたいと思います。個人的にいただいた仕事のみ学校名を公開することがあります。

最近の記事

〜防災教育 ストローハウス編〜

「防災は防災だけにあらず」というのは、 防災に携わっていると日々実感することで、 「あー、なるほど。ここはこうつながるのか!」と、 発見したことが嬉しくて学びが深まったり、 「この問題って、災害起きたらとてつもなく大きな問題になるんじゃないの⁈」と、心配になったり。 防災が「防災」単独で存在しているわけでない、 ということをきちんと認識すると、 防災への入り口も沢山あるし、 防災からの広がりも無限にあると思うのです。 学校での防災教育でいうと、文部科学省の 「学校防災のため

    • 避難所運営訓練(HUG)のこと~答えのない問いに取り組む~

      防災を伝えるコンテンツは様々ありますが、 HUGやクロスロードなど長年使われ続けているコンテンツは やはりすごいなと思っています。 今日はHUGのこと。 様々な人たちに、様々な場所でHUGをさせていただいていますが、 参加者の方の防災へのかかわり方に応じて、 少しアレンジを加えて行っています。 中高生対象の場合や、防災にそれほどなじみのない大人向けには、 訓練というより知ってもらうこと、考えてもらうことを重視します。 具体的には、 ①最初の条件付与を単純化する。 ②スピード

      • 防災教育の可能性 ~地域での協働~

        ここ数年、地元多気町社協さんと、様々な防災イベントを 行ってきました。 直近に行った集大成にして、スタートのイベントのご紹介です。 まず、町民有志と社協職員で、この社協施設の避難所開設マニュアルを作ってきました。災害時、すぐに防災に詳しい職員が駆けつけられるわけではありません。防災とは無関係の職員でも、地域住民と協力して、そのマニュアルさえあれば避難所を開設できる、資機材もどこにあるかすぐわかる、そんなマニュアルを目指して作ったマニュアルです。 マニュアルは使わなければ意

        • 防災は希望そのもの

          ここ数年、大学で担当させていただいた講義、 「災害時の食と、家庭科における防災教育」 お話しするベースは同じなのですが、 その時までに得た知見をいれたり、 自分にとってホットなものをいれたり。 去年くらいから強調しているのが 「防災は希望そのもの」だということ。 これは講演会でもお話ししますが、 子どもと向き合う立場である先生方、 そして先生を目指す学生さんへ お伝えする機会があると、 自ずと言葉に熱がこもります。 私、「防災」をお伝えするの好きでして、 誤解を恐れずに

        〜防災教育 ストローハウス編〜