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〜防災教育 ストローハウス編〜
「防災は防災だけにあらず」というのは、
防災に携わっていると日々実感することで、
「あー、なるほど。ここはこうつながるのか!」と、
発見したことが嬉しくて学びが深まったり、
「この問題って、災害起きたらとてつもなく大きな問題になるんじゃないの⁈」と、心配になったり。
防災が「防災」単独で存在しているわけでない、
ということをきちんと認識すると、
防災への入り口も沢山あるし、
防災からの広がりも無限にあると思うのです。
学校での防災教育でいうと、文部科学省の
「学校防災のための参考資料 『生きる力』を育む防災教育の展開」でも、
防災教育を教科等の指導と関連付ける旨や、その具体例が示されています。
![](https://assets.st-note.com/img/1685784074019-UncFYWVm04.png)
さて、それでは標記のストローハウス。
筋交いをいれることによって、建物が強くなることを、
体験によって確認できるコンテンツです。
【筋交いをいれて、三角形を作ることで強くなる。】
ふむ。この辺りはセンスの問題なのですが、
実は私、「三角形で強く??」となるセンスのなさなのです。
「なんで三角形が強いんだろう?」と。
夫はバリバリの理系なので聞いてみると、こともなげに、
「辺の長さが決まったら、一通りにしかならんから。」と
教えてくれるのです。
わかったような、わからんような。いや、いまいちわからない...
ということで、ストローハウスの授業では、
【三角形と四角形、どちらが強いか?】の問いを投げかけた上で、
時間が許せば、児童・生徒に三角形と四角形を作ってもらいます。
時間がなければ、私の模型で実演。
子ども達、実際に作って自分の手で動かしてくらべると、
顔がぱーーーーっと明るくなります。
こんな違うんや!!って。
ストローハウスが出来上がった子には、
「上に物おいてみる?」
「どっか筋交い外してみる?」等々の声掛けで、
子ども達が色々試していきます。
これって学びの原動力だと思うのです。
中学生であれば、ストローハウスを作っていく上で、
展開図にもつなげることができます。これは数学領域。
強い構造物をつくるという観点からは技術領域。
耐震補強と家具固定を絡めて話せば、
安全な住まいということで家庭科領域。
どんどんつながっていきます。
トップ写真の右側のストローハウスは、
小学生の子が傾けた状態で見せてくれて感動した角度。
水平に机に置くより、ずっときれいに見えます。
防災の目的が命を守ることであるのは当然で、
防災教育でそれを第一に伝えるのは大前提。
ただ、学びの入り口はいくつあってもいいと思うのです。
そして、それを防災を通して学べることも、
たくさんあるし、それに子ども達がふれることができるなんて、
いいことしかないと思うのです。
貪欲に学びを追求していきたいと思っています。
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#学校防災アドバイザー
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