パパ、お月さま とれないの??
体育会系ニートマンです!
みなさんは『パパ、お月さまとって』という絵本を知っていますか?
『はらぺこあおむし』という大ベストセラー絵本を描いたエリック=カールさんの絵本です。
しかけ絵本(本のサイズ以上の絵や飛び出す絵など絵本のページをめくると驚きのしかけがある絵本です)となっていて、子どもはとても喜びます。
あらすじを簡単に言うと
お月さまと遊びたい娘が「お月さまとって!」とパパにお願いします。パパはいろいろな工夫をしてお月さまをとり、娘に渡します。お月さまと楽しそうに遊ぶ娘。でもお月さまは少しずつ小さくなっていき・・・
というお話です。夜空を見上げれば大きく輝いているお月さま。でも毎日少しずつ形が違います。そこに着目した名作です。
子どもは一度ならお月さまに興味を持つことでしょう。日本では十五夜であったり中秋の名月であったり、最近であればストロベリームーンやスーパームーンも話題になりましたよね。三日月や満月といった単語は定着しています。皆既日食や皆既月食は不吉なもの、あるいは幸運なものとして昔から大切にされてきました。
そのお月さまを取りたい、ということです!w
んな無茶な!!!どんだけ大きいと思っているんだ!!!月に行くことすら無理なのに!!!前澤さんに頼め!!!
!って大人は考えがちですが、でも子どもの願いは叶えてあげたいのが親心。
それならば取ってみましょう!
1.お月さまは取れる?
はっきり言います。取れません!
おそらく宇宙旅行が当たり前になるか、もしくはあなたが前澤さんになれば土や石を持ってくることは可能でしょう。
でもその石は、そこらへんにある石と同じような見た目をしているでしょうね。。。
2.お月さまは作れる?
では、この地球にお月さまを作ってみたらどうでしょう。手のひらサイズの小さな月ならもしかしたら作れるかもしれません。
お月さま、いわゆる月は地球と同じ「地殻」「マントル」「核」という構造からできています。この3つの構造を構成している成分がわかればもしかしたら月は作れるかもしれません!
まず「地殻」。月の表面は海と高地からできています。海といっても現在水はないですよ?
海は主に玄武岩(げんぶがん)からできています。これは地球でも、いや日本でも取れる岩石です。火山岩の一種で鉄やマグネシウムに富んでいます。
高地には、斜長岩(しゃちょうがん)と呼ばれる岩石が多くあります。
また、角礫岩(かくれきがん)やインパクトメルト角礫岩といった岩石も見られます。
このインパクトほにゃららっていう岩石が厄介。これ隕石の衝突でできる岩石らしいです。
地球は何層もの大気の層に包まれているため、隕石はめったにありませんし、あったとしてもその場所からインパほにゃららを手に入れるのは難しいでしょう。
たとえ手に入れたとしても、これはあくまで月の表面のお話。まだ月は人間にとって研究途中の謎の物質です。
「地殻」にはまだまだ未知の物質などが含まれているかもしれません。
じゃあ今わかっているものだけでいいよ!っていうあなた。
とにかくこれで月の「地殻」は玄武岩、斜長岩、角礫岩で何とかなりそうですね。
続いて「マントル」、最後に「核」を作っていきましょう。
はい!作ってください。ワイは作り方わかりませんので、作ってみてください!
そうなんです。月の「マントル」「核」はわからないんです。
「マントル」に柔らかい部分があるかも、
「核」はおそらく金属でできている、
くらい。生きているうちに少しでも謎が解けたらいいなって思います!
てことで、お月さまを作ることは不可能です。
お月さまみたいな岩を作ることは可能かもしれません。でもそれはお月さまと呼ぶよりもお岩さまと呼んだほうがいいでしょう。
3.お月さまを作ろう!
ここまで否定したのに、なぜこの見出しなのか・・・
子どもが喜ぶ方法でお月さまを作ってしまえばいいんです!
「お月さまとったよ!」とこれらを出せば、子どもたちは大喜びするでしょう。
子どもは見立てることが大好きです。想像することが大好きなんです。子どもにかかれば、あなたの作ったお団子も立派なお月さまになります。
子どもは命のないものに命を感じたり(アニミズム)想像上の仲間を作って遊びます。もしかしたら時折誰もいないところをじっと見つめているかもしれません。
でもこれは子どもだからこそ素直に感じ取れる感覚なので、ぜひ伸ばしてあげたいものです。
料理が苦手・・・手先不器用・・・というあなた。
目玉焼きを作りましょう。
そしてその目玉焼きを出す時にある言葉を付け加えます。
「今日の目玉焼きは普通の目玉焼きじゃないんだ!お月さまの目玉焼きなんだ!ほら、真ん中の黄身がいつもより黄色でしょ?私が取ってきたんだよ!」
この言葉だけであなたは「お月さまをとれるすごい人」になります。
あなたのお子様はここでお月さまを手に取った経験を通して、もしかしたら将来本物のお月さまの大地に立つ日がくるかもしれません!!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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