全ての就活生に悟りと内定を。

1年前の今頃。自分は研究のテーマもなかなか定まらない中、周りは研究も進捗を生みながら就活もしていた。一方で、所属していたNPOや任意団体での活動は楽しくて。そこから「休学したい」波が押し寄せる。

その頃は、全く「働く」のイメージなんてわかず、「『働く』ってどういうことなんだろう?」とか、「自分はどういうことをやりたい?」と悩んでばかりいた。それにしても、今まで教育を始めとする様々なサービスの"受け手"だった自分が、いきなりサービスの"送り手"になるなんてハードルが高すぎるのではないか。そう感じて、就活への意欲は全く感じなかった。そして、その時楽しかったNPOでの活動に専念しようと、一年間の休学を選択したのである。

そこからもうすぐ1年が経とうとしている。段々と、就活サイトに登録したり、やりたい仕事について考えることへのハードルが低くなっているのを感じる。

「これなら、シュウカツが出来そうだ。」

あれだけ就活に対して拒否反応を起こしていた自分がそう思えたことが意外で、じわじわと嬉しさを感じる。これから、いよいよシュウカツが始まる。そこで感じた自分の気持ちの動きを、せめて言葉で残したいと思った。

そして、ここで一つの仮説を立てる。

仏道の考えた方を用いることで、シュウカツは楽になるのではないか。自分の身体が疲弊することなく、自分が心から貢献したいと思える場所を見つけることができるのか。

これは、シュウカツから逃げてきた自分が、シュウカツを始めて終えるまでの小さな実験の日々を記録する物語である。

全ての就活生に悟りと内定を。

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