出産・育児とキャリア形成について
お疲れ様です。
寝落ちたものの、鼻ずまりで息が出来ず起きてきた、
怪我の功名な人、ねじおです。
長男よ…布団…返してください……。
さて、おもむろにPCを開いたので、
ふとキャリア形成における難しいテーマ「育児はキャリア形成の重荷」について書いてみます。
どれだけ育児が重いかはその家族とその子によっても違うので、
一概には言えません。
私と奥さんはそれなりに重いと思っているので、仕事を楽にしました。
逆にキャリア形成としては止まってしまっている危機感はあるので、
それはそれと分けて対処をしています。
一般的なデータと、参考になるか分かりませんがねじお家の考え方を書いてみようと思います。
今後、妊活・出産を予定されている方や、
仕事を続けるか、辞めるかでお悩みの方の参考になれば幸いです。
●出産・育児関連データ
・子どもが出来るときの年齢
第1子の平均出生時年齢は、
2018年で30.7歳、これは年々上がってきている。
仕事に油が乗り、最もパフォーマンスが出る時期に、
出産・育児の選択を求められることになる。
・第1子出産前後の女性の就業変化
出産後の育休活用、並びに就労継続率は年々増加している。
それでも34%の人が出産を機に仕事を辞めている。
・出産後にやってくる家事・育児時間
当然ながら出産後は家事・育児の時間が増える。
日本は先進国で最も男性が家事をしない国として有名ではあるが、
そもそも活動時間のうち女性は7時間半、男性も1時間半は、家事・育児に時間がとられることになる。
※データは6歳未満の子供を持つ夫婦の家事・育児関連時間
・男性側のフォロー(言い訳)
逆に先進国で最も男性の長時間労働が多いのも日本。
週49時間労働、つまり1日平均1時間48分以上残業をしている人の割合。
●キャリアコンサル的考え
日本の男性忙しすぎワロタ。
家に居なければ家事のしようがありませんので、
根本的な原因とも言えます。
でもアメリカの男性もそれなりに長時間働いているのに、
家事をする時間は倍以上確保されているので、ここは育児・家事に対する男性の育ってきた環境による文化形成の影響かなと考えます。
今の30代は昭和の文化(「ドラえもん」でも「ちびまる子ちゃん」でも専業主婦家庭をベースに文化形成されている)の名残から、根本的に男性が家事参加しない方も多い印象です。
パートナーの育児・家事についての考え方や背景(育ってきた環境)は、
お互いに確認をしておいた方が良いですし、矯正をするなら出産前にしておかないと、体力も気力も落ちる産後は大変です。
▲そんな大人、修正してやるー!
キャリア形成の前に、夫婦間の出産・育児に対しての捉え方と考え方が重要です。
キャリア理論でいう、4S点検。
「出産という転機」を「どうとらえているのか」。
▲me:Riseコーチによる「キャリアのモヤモヤに効く処方箋」さんのnote参照
立ち止まるタイミングと考えているのであれば、
焦らず一歩止まってみることを許容すべきです。
歩みを止めたくないと考えているのであれば、
止めなくてもよい職場や環境、業界への転職を検討するなどの対応が視野に入ります。
●ねじおの考え
ねじお家は、無理せずちょっと歩みをお互いに止めようかと考えました。
これは、奥さんがそこまで器用なタイプではないことと、公務員なので、産休・育休は制度としてしっかり取れること。
私自身もキャリアの勉強をして、ムリなく60歳まで働いて元気に老後を迎えたいという考えに行きついていたことが根底にあります。
1人目の出産は妻32歳の時。
30歳で結婚、お互いに職場が変わったタイミングだったのと、
新婚生活を楽しんだほうが良いという周囲のアドバイスもあり、
1年は子どもは作らないと決めていました。
出産後は、
妻:2年育休を取得
私:フツーに働く
この育休期間は、ほぼ家事・育児はまかせっきり。
2人目の出産は妻35歳の時。
育休が明けて、無事に保育所にも入れ、
職場復帰してしばらくしたタイミングで妊娠が分かりました。
どーする会議を数回重ねたうえ、
妻:1年育休を取得、育休後時短復帰
私:出産前時短勤務、出産後半年育休
旦那が時短+育休取得というのは、
なかなか無い対応なのかと思いますが、
そのための業務の調整や根回しと、仕事でパフォーマンスを出して信頼ポイントを上げておくという下積みがあっての成果かと思います。
30代前半に、バリバリ仕事をした時の評価の貯金が生きた形です。
私が仕事のペースを落とし、奥さんが時短で仕事をして物理的に業務量を下げて、キャリアの歩みを止めようとお互いに決めたものの、お互い不本意感やフラストレーションは少なからずあります。
(Twitterやnoteでゲーム制作をしている方を見るととてもとても羨ましい…ですし…やってみたい…)
▲ある意味ステイホーム
なので、私がビジネススクールに通い、noteを始めたように、
奥さんも外部セミナーに年間通じて通うようになり、
仕事で得られない成長をほかで補うようになりました。
やりたいことや学びたいことは色々ありますが、
長男が小学校に上がるあと2年は、立ちどまるべきかなと考え、
周囲の地ならしや自分個人の基礎力UPをする時期ととらえています。
●まとめ
まだまだ男性の長期育休の取得については、
制度としても事例としても整っていないケースが多いかと思います。
会社側も対応できていない部分があるかと思うので、
ただただ制度として使うと押し通すと、そのあと、職場に戻りにくくなったり、不本意な異動を招いたりすることで自らキャリアの選択肢を狭めることになりかねません。
周囲や会社の協力があってこそ、出来ることでもあるので、
仕事の根回しや引継ぎ、自分が抜けても回る環境づくりなど、
上司・部下という立場問わずに出来ることを行って、大丈夫かな?という判断がおりやすくすることも重要です。
また、今回は割愛しましたが、
収入面やローンの有無などもキャリア形成においては重要なファクターです。
お金があるに越したことはありませんが、
年収・月収をいけにえに、人としての尊厳や親としての幸せを手放すことも違うと個人的には思います。
副業で不足分を稼いだり、
リスクはありますが株や仮想通貨で休みながら資産を増やす選択肢もあります。
どうか選択肢を狭めることなく、
広い視野で自分がどうしたいのか、どうなっていることが親としても社会人としても幸せかと考えてみて頂ければ幸いです。
今後、妊活・出産を予定されている方や、
仕事を続けるか、辞めるかでお悩みの方の参考になれば幸いです。
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【過去記事】
人事的な記事⇒https://note.com/negikojyo/m/mb13243fd1754
中途採用の記事⇒https://note.com/negikojyo/m/m065b4610a93e
新卒採用の記事⇒https://note.com/negikojyo/m/m2326398a03cd
note/Twitterの記事⇒https://note.com/negikojyo/m/mdbb149c98460
その他雑記⇒https://note.com/negikojyo/m/m438046a9fda7
【ココナラ】
お仕事相談始めました⇒https://coconala.com/services/1467603?ref=profile_top_service
ジュース奢ってくれるんですか!? え!?コーヒーでもいいんですか!? 今から超がんばります。