私が未経験からゲーム業界に飛び込んだ時のポテンシャルの見せ方
こんばんわ。
最近、家の中にクモが出てくるようになり、梅雨の到来を感じる人、ねじおです。
そんな私も、クモ同様、20代後半の時にふらっと業界にやってきた、途中参加組です。
一時期は「ポテンシャル採用」なんて採用枠があったり、
「ゲーマー採用」とか「一芸採用」をしている会社さんもありました。
未経験からゲーム業界に挑戦は、全然できますし、
こちらのnoteでも何度も書いていますが実際に他業界からの転職者は多数いらっしゃいます。
ただ、デザイナーさんにせよ、エンジニアさんにせよ、
中途採用である以上、生かせる能力や経験はしっかり伝えないといけませんし、未経験業種・職種で門を叩く場合はポテンシャル(きっと戦力になるという将来性)を見せないといけません。
これはどんな業界でも同じかと思います。
そんなポテンシャルを見せるための工夫について書いてみます。
中途の方向けの考え方として書くつもりですが、新卒の方の就活では、ポートフォリオ+αの武器の見せ方としてお役に立つかもしれません。
ゲーム業界を目指す方の参考になれば幸いです。
●上には上が居るという考え方
ゲーム業界の就職活動では、
デザイナー志望であれば作品集やポートフォリオを提出します。
プランナー志望であれば、企画書や実際のゲームを提出することが多いかと思います。
中途採用ではそこに経歴やスキル、学歴や資格なども加味されます。
根本的にどの項目にせよ、
かならず自分より「高性能な存在」は居ます。
▲上位互換…っ!
違う土俵で勝負をするか、
違う武器を見せないと戦えません。
これは天下のMicrosoftであっても、
売上ではAmazonに叶わず、
ブランド力ではAppleの後塵を拝しているのが良い例です。
私はとてもじゃないですが「人事担当」としてはへっぽこです。
でも、クリエイターマターな人事としてはいい線いってると思っています。
●違う土俵・違う武器
違う土俵は会社規模や雇用形態、地域やジャンルなどを、
超大手や人気企業を避けたり、規模を小さく(失礼ですね)して勝負する方法です。
▲詳しくは過去記事参照
違う武器については、
「学歴」「職歴」「基礎能力(画力など)」「資格」など目に見えるものや、
「体力」「ストレス耐性」「ビジネス力」「行動力」「知識量」などの目に見えないものがあります。
新卒で超有名企業に就職していて、バリバリと仕事をして実績を上げていれば、それだけで評価に値します。
(その背景には努力して勉強して競争を勝ち抜き、社会人としても工夫して成果を出してきたことが分かるため)
それ以外でも、
前職営業で簿記1級を持っているプランナー志望
→コミュ力があって係数能力が高そう…っ!
UXについて知見を持っているUIデザイナー志望
→まさにこれから業界で求められる要素…っ!
Webマーケティング運用経験を持ったエンジニア志望
→KPIとか広告とかプランナーと一緒に見てくれそう…っ!
というように、実務で担当する業務に生かせる自主勉強や業務経験があると、ポテンシャルとして評価できます。
業務外でも、
海外20か国以上を渡り歩いてきたバイタリティ
→ストレス耐性すごそうだし海外文化分かってくれるのは貴重…っ!
ロボットアニメはほぼすべて80年代から網羅している知識量
→弊社まさに某ロボットのゲーム運営中ですの…っ!
というような業務外活動もしっかり評価されるのが、
ワールドワイドで老若男女なゲーム業界のいいところとも言えます。
●ねじおの事例
私の場合は、新卒で入った人材サービス会社を辞めてから
一度は新卒の就活で目指したエンタメ業界で働きたいと転職活動をしました。
正直、転職活動を舐めていてですね。
20代後半でマネージャー経験のある芸大卒男子、
どこか引っかかるだろうと思っていたら…全然通らず。
▲日に日に落ちるモチベーション
困ったときの同期に相談をして、
面接対策や書類の添削をしてもらい。
(仕事舐めるなと怒られ。。。)
業界特化型の転職サービスもあるから、相談してみろと、
エンタメ業界に強い人材紹介会社に登録に行き、
仕切り直して就活をしました。
人材紹介サービスを使ってよかった点は、
たまたま「某ロボットアニメに詳しい人を探しているゲーム会社がある」という求人情報には書かれない、一歩踏み込んだ情報を持ってきてくれたこと。
そして、たまたま私が、
某ロボットアニメが好きで、某ロボット大戦や某ジェネレーションも良く遊んでいたので、迷わず応募したという流れから業界に入り込みました。
▲後半の作業感がしんどかったです
でもレイアースの演出は良かったです(個人の感想です)
この時に、営業さんから、
「自分のウリは聞かれるからしっかり準備しましょう」と言われ。
・IPに詳しい(某ロボットアニメについて映像化作品はほぼ見ていた。)
・数値周りに強い(ゲームのパラメータ見るのすごい好き、攻略本買ってほぼ覚えてたレベル。)
という相手に刺さりそうなPRポイントを整理。
私のポテンシャルとして
『今回の募集ポジションに必要なIP知識が抜群かつ数値周りへの興味があり、未経験なので下働きからやる覚悟の出来ている芸大卒。(人材営業経験者でコミュ力問題なし)』
というキャラクターが出来上がり、営業さんのプッシュの元、押し切れた感じです。
ありがとう、当時のお若い営業さん。
●まとめ
すごく長くなりましたが、
市場から求められている能力や知識があると、必然的に評価されますので、
何が業界で求められているのか、という目線はどの業界であっても持っておいて損ではありません。
近年のゲーム業界でいえば、
「UI/UX」とか「マーケティング/マネタイズ」とか、
「最適化/負荷軽減」とか「VBA/マクロ/ピポット」とか…
もちろんゲームを作れる能力や、
デザイン力があるのが一番のPRではありますが、
基礎画力とか論理的思考力なんて何年も努力と練習をして培われるものなので、就活のために短時間で習得できるようなものではありません。
付け焼き刃の武器で勝負するよりは、
違った目線でポテンシャルを見せて頂けると、見ている人は必ず見て評価をしてくれます。
だって業界的に万年人不足ですから!(確信)
是非一人でも多くの方がゲーム業界に、ゲーム会社に興味を持っていただければと思います。
併せてゲーム業界を目指す方の参考になれば幸いです。
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【過去記事】
人事的な記事⇒https://note.com/negikojyo/m/mb13243fd1754
中途採用の記事⇒https://note.com/negikojyo/m/m065b4610a93e
新卒採用の記事⇒https://note.com/negikojyo/m/m2326398a03cd
note/Twitterの記事⇒https://note.com/negikojyo/m/mdbb149c98460
その他雑記⇒https://note.com/negikojyo/m/m438046a9fda7
【ココナラ】
お仕事相談始めました⇒https://coconala.com/services/1467603?ref=profile_top_service
ジュース奢ってくれるんですか!? え!?コーヒーでもいいんですか!? 今から超がんばります。