「なんで?」は意識して発言する必要がある
ビジネスの会話で理由を尋ねるとき
ビジネスの会話で相手の発言の意図を汲み取りたいとき、
「なんで?」と質問したくなるときがあります。
本記事では、この言い方には気をつけてほしいという話をします。
想像してください
公園で小さいこどもにお母さんが「なんでこんなことしたの!」
と言っているシーンを想像してください。
このとき、お母さんは本当に理由を知りたくてその発言をしているのでしょうか?
違いますね。
この場合のお母さんは純粋に行動の理由が知りたいのではなく
子供が良くない行動を取ったことに対する非難の意図で発言しています。
「なんで?」には否定的な意図を感じる可能性がある
このように「なんで?」という言葉には、理由を知りたいという他に
受け取り側が
非難や批判
責任を問う
ような意図を感じるケースがあります。
ビジネスシーンの具体例
チームメンバーが大切な資料を間違えたとき、「なんでこれを間違えたの?」と質問される
部下が重要なプロジェクトの締切を守れなかった場合、「なんでこれを間違えたの?」と問い詰める
これらの発言を、批判や責任を問う意図で発言しているのであれば
ビジネスマンとして論外です。
批判したり責任を問いただしたりしたところで
何も改善されませんし、再発防止にも繋がりません。
今回私が気をつけてほしいと思うのは
ということです。
特に、先輩、上司などの目上の立場の人から
「なんでそうしたの?」と聞かれた場合、
部下や後輩は「何か間違ったことをしてしまったのかな…」という気持ちになることが考えられます。
これは完全にコミュニケーションミスで、
かなり残念なすれ違い方になってしまいます。
ではどうしたらいいか?
ではどのように言い換えたらいいのでしょうか?
具体例を紹介します。
差し支えなければ、その背景にある考えを教えてもらってもいいですか?
クッション言葉を添える
いいですね、ちなみにどんなポイントが判断基準になったのですか?
最初に意見自体を承認していることを伝える
まだちゃんと理解できてないので、そう思った理由も教えて下さい
判断材料が少ないので、もっと考えを教えてほしいというスタンス
その心は?
砕けた言い方であれば、非難や責任を問う意図を感じにくい
※ただし、ボディランゲージや声のトーンに気を配っていることが前提になります。
まとめ
「なんで?」は気をつけて使わないと、非難や問い詰めるニュアンスが伝わってしまうので注意する
ビジネス面において、非難や責任を問うコミュニケーションは時間の無駄
理由を聞きたい場合は、表情や声のトーンに注意するか、言い換えワードを使う
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