社長の頭はお花畑②

前回までのあらすじ…

ブラック企業で働く現役ブラック社員のわし。社長の命令で、4月から東の都に飲食店オープンさせるため、「感染者数が…感染…」と連日言われ続けている都会に行ってこいと言われ…。


わし含め、先輩、偉い先輩、ベテラン先輩ほか数名で、羽田へと旅立ちました。コロナの影響で減便中です。飛行機自体も小型化していました。機内サービスの飲み物提供はありましたが、ブランケットは自粛です。


着きました。まだ少し寒い。けど、桜は咲いてました。そして人が多い。電車とか恐怖でしかなかったです。人の乗り入れと乗り換えとで、怖かったです。実際、人は少なかったのかもしれませんが田舎モンには、多く見えます。地元でバス待っている時でさえ、3人バス停にいれば混んでるな〜と思う人なので…笑

そして、ビックリしたのが、「あ、あなた。マ、マスクは…?!」と思えるほど、マスクしている人が少ない。手に入らないからかもしれませんが、素の人が多かったです。そして、くしゃみ連発。

都会怖いよー。人が多いって怖いよー。車窓から見える魅力的な施設が怖いよー。


スーツケースゴロゴロしながら、我々のお店が入る大型施設に到着しました。雨もザーザーで、もはやお疲れです。さすがに、そこを行き来するスタッフさん達はマスクしていましたので、ちょっと安心。しかし、東京人。怖いよー。都会の人が田舎モンを見る目が怖いよー。我々、訛ってるから言葉発するの怖いよー。怖いことしかないよー。

「まず飯だな。」と社長。コンビニで購入した弁当を広げて、7名対面でお昼。この状況が、正直1番怖かったです。そして、しゃべる。黙って食べさせて…。

で、新規オープンのお店です。設営、準備のため大きな段ボールがたくさん届いています。箱を開封して、片付けて食器類は洗って、あーしてこーして…。

と雑務が終わったのが19:00、20:00頃。解散です。

「お腹空きましたねー。」と数名で最寄り駅のファミレスへ。(我も意識低いっ!)しかし、お客さんは我々以外、0人でした。さすがにそうだよねと納得。



大体、オープン一週間前くらいの話です。そこから、開店に向け、ひたすら、店内清掃、荷物の開封、設置、本社にいる店長に電話で確認、一緒の現場にいる社長からの野次、「ホテル帰る。」というのでスタッフ総出でお見送り、の繰り返しでした。世間では、緊急事態宣言出す、出さない。感染者数記録更新といった状況です。「オープンまでもう少しだぞー」と張り切る社長。そして、プレオープン前日、正確には当日、事件が起こりました。



続く…。

ブラック企業で働くがんばる人を応援したいという方!お金があまり過ぎてて使い道に困っている人でもok!笑 サポートでいただいたものは、次の記事のネタにつながります。