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今週のネギシの半官半X業務

移住して早1ヶ月になろうとしています。
まだまだ慣れないこともたくさん、
でもじわじわと仕事も生活も馴染んできたところもあります。
そのおかげか、ホームシック感覚は少しおさまりました。

さて、自分自身の記録も兼ねて今週のお仕事を振り返ります。
いま、手持ちの名札が3つあります。

診療所

コロナ療養中の健康観察。
海士町にもコロナがやってきて、あれよあれよと広まった。
隠岐保健所の業務が診療所にまわり、人数が多い過渡期の電話かけをさせてもらった。

高齢者住宅&デイサービス

こちらも看護師として、入居やデイの方の健康観察。
私は看護師の臨床経験はないので不安でしたが、元気なお年寄りなので、ルチーンで行う医療処置は少ないので安心です。
毎朝の体調チェック(血圧・体温など)、服薬の確認、便秘なら座薬したり、傷があればお薬塗ったり、リハビリで一緒に体操や運動したりします。
午前中いっぱい時間があるので利用者さんの生活にじっくり関われるのが私は好きです。
こんな新参者ですが、スタッフの方も利用者さんも受け入れてくれて、優しくて気さくで、楽しいです。

さらにありがたいのは、美味しい昼ごはんが格安で食べられること!まだここの物価になれないケチな私にとっては、一番栄養バランスの取れたいい食事。黙食だけど利用者のじいちゃんばあちゃんと食べる時間もとても良い。

役場・健康福祉課

健康ポイントの景品配りに1地区分任せてもらい、あちこち訪問!これが地区を覚えるのにいい経験になった!
もう、大変でした。海士町じゃなかったら、きっと苦情モノだったかもしれない(笑)
細いグネグネ道路の運転が怖い。地図を見ているはずなのにこの道であっているかわからない。表札がない。ピンポンもない。みんな鍵空いてる。もはやこの家が空き家だったりする。
「すみませーん!〇〇さんのお家ですかー!」「えっ違います!それならもっと降って行ったとこ!」というやりとりを何度もしてしまった。

こんなほそい道がずっと。対向車が来たら目が合わないわけがない。

車で右往左往していると、対向車から「随分この辺ウロウロしてんなぁ!どこ探してるの!」と声かけてもらい、それが3台4台も声かかり…。優しい。
家の名前を言えばすぐ道を教えてくれるのだけど、その目印すらもよく分かってなくてまた迷う…ポンコツ丸出し。
結局5件回るのに汗だくになりながら1時間半かかった💦
でも迷いながら景色も見ながらで「私は知らない土地で生きてるな〜」って超プラス思考になった。結果こんな歳して初めてのおつかい気分で楽しかった!いい思い出だ〜!

さらに乳幼児の予防接種、運動教室のハガキ作りなどなど、ちょいと自分の今までの行政保健師を活かせる仕事もあるのだけど、やはり環境が違うとやり方も全然違っていて、一人前になるまでには時間がかかりそう。

役場・半官半X

ここが私の所属する部署。
今までの仕事も半官半Xなのだけど、ここのセクションでも個別で色んなプロジェクトを担っている。
その1つの医療人材確保プロジェクト。診療所の医師不足が喫緊の課題。
「不足」だけではなく、お医者さんの負担がとても大きいと感じる。
この難しい課題を役場だけで抱えないところがスゴイ。
やはり海士町は、役場を含む地元と移住者や地元事業者と関係人口の繋がりがものすごく可能性を広げるチャンスを持っているなと実感した。その舵取りをする町長も海士町ファンを作る魅力がある人なんだろうな~と勝手に思っていました。
色んな立場の会議に立ち会わせていただき、私はどんな立場でいればいいのか迷うこともありますが、その関係間の中でどこにも属さない存在?として活かせればと思います。

そして、海士町は産業・教育と改革してきた。今度は保健医療福祉じゃないかって話に胸熱になりました。


頭の切り替えとスケジュール管理が難しいけど、どこで働いても島ならではの特色と課題があって、今はそれがとても楽しい。
顔が見える活動を満喫しているところです。
長くなりましたが、読んでくださりありがとうございます。

最後に、この週の月曜日、とても綺麗に見えたピンクムーン!

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