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定年間近で賃貸暮らしは負け組なのか

直近の投稿が2021年12月5日と、実に4ヵ月も空いてしまいました。

それは昨年10月に自分が住んでいる賃貸先を転居する必要が生じ、引っ越し先を探して2022年1月上旬に契約となり3月頭に転居と、短期間で慌ただしく事が動いたため、noteに向き合う余裕がありませんでした。

サイト自体を全く開いておらず、今日4ヵ月ぶりに記事を書いています。

その間、私の記事に「スキ」をしていただいた方ありがとうございます。

私は妻と娘の3人で賃貸暮らしをしておりましたが、それまで住んでいた所は集合住宅ではなく、戸建てでした。

築年数は40年を超えており、正直言って建物的には快適とは言えませんでしたが、戸建てという気楽さと古いこともあってか家賃は相場と比較してもかなり安く、安月給の私は助かっていました。

しかし築年数が古いが故、ライフラインはあちこちで故障が続発し、設備業者から、根本的に設備を総取り換えしないとダメですと言われた大家さんは、家自体の古さと設備投資のコストを考えた時、これ以上は賃貸経営は続けられないと判断されたようです。

もちろん建て替えという選択肢もあったのでしょうが、大家さんに現金を必要とする事情もあったようで、建物と土地をまとめて売却することになり、昨年10月に大家さんから1年以内の退去を求められたものです。

猶予は1年あるとはいえ、賃貸の場合希望した時に希望する物件が都合よく見つかる保証はないわけで、早速物件探しを始めました。

実はこれを機に私は市内にある実家(両親が住んでいる)に戻ることを考えました。

それは1年後に定年を迎える身としてはどんな形で働き続けるにしても収入は大きく減ることは間違いなく、この先も家賃を払い続けることが出来るのだろうかという不安からくる経済的な理由でした。

しかし、ここでは詳細は省きますが、実家に対しては家族もそうですが私自身も折り合いが良くなく、11月から12月にかけてすったもんだした末にやはり実家へ戻ることは断念せざるを得ませんでした。

12月の慌ただしい中、賃貸の引っ越し先を探し始め、新しい住居は今年初めに理想(間取り、築年数、立地)に近い物件を見つけることが出来ましたが、その分家賃は今までの1.6倍に跳ね上がりました。先ほどの通りこれから収入が減っていくであろうことを考えると本当に悩みました。

むろん家賃の低さだけで選べばいくらでも物件はありますが、毎日暮らす場所であることや、自分も含めた家族の職場への通勤といった利便性も考えればどこでもいいとはいきません。 

今回の引越騒動で妻の実家からは「普通はその年齢(私の事)なら自分の家を持ってるものだ」とキツイお言葉を言われる始末で、そこは甲斐性無しの自分に弁解の余地はありませんが・・・

定年を間近に迎える私は、定年に関する情報をあれこれ収集していますが、多くの人が定年後のお金について悩んでいるであろうことに対して、どのソースも ”定年になるころには住宅ローン返済も終わっており、子供たちも独立しているでしょうから、支出はぐんと減りますからお金についてはそんなに心配しなくても何とかなります” みたいな風になっています。

定年後のお金に関するシュミレーションのためのモデルケースではたいがい、上記のような設定に加えて、退職金は1,000万とか2,000万円とかになってて、それだけあれば収入が減っても年金受給まで何とかつなげますよ。とか、一生賃貸暮らしの場合についてのモデルケースは見たことがありません。

私は家を持てなかったから元々住宅ローンは無いけど、この年で貯金もほとんど無く(ぶっちゃけ200万円ほど)、退職金も転職を繰り返してきた自分は社内の就業規則(退職金規定)で確認・計算してみたら200万円ほどしか見込めないことがわかりました。

むろんこの状況はすべて自己責任ですから、何を言っても負け犬の遠吠えにしかなりませんが、住居のことや家族関係、自分の仕事や収入事情など、人それぞれだと思うのです。

定年後のお金に関する情報を集めれば集めるほど、自分が世間一般の定年間近のパターンになっていないことを思い知らされる日々です。









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