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トゲアリトゲナシトゲトゲはもうトゲトゲでいいのではないか⁉︎ 〜「名前」がカギなんです編〜

◆NEFNEに関わる人たちによる自由連載《汽水域の人々》
雑貨屋&フリースペースのお店「NEFNE」で交わるひとびと。多様な執筆陣がリカバリーストーリーをはじめ、エッセイ、コラム、小説など好きなように書いています。


突然ですが、みなさんは、「相撲」の、起源は、どこか、ご存じでしょうか。

諸説ありますが、ある研究者の、お話によると、日本から、西に、シルクロードを、ず~っと、たどっていくと、日本の「相撲」に、よく似た、格闘技(「モンゴル相撲」等)が、中央アジアや、西アジア等の、いろいろな、国と地域に、連なって、存在しているそうです。

そして、この、いわゆる「相撲ロード」の、最終到達地点が、どこか。というと、なんと、日本から、遠くはなれた、中東の国、「イスラエル」だと、言われています。
その根拠は、いくつか、あるようですが、ひとつは、旧約聖書に、「相撲」のシーンが、描かれていること。そして、もうひとつは、日本の「相撲」に、よく似た、格闘技のことを、イスラエルでは、「シュモー」と、呼ぶことだそうです。
「名前」が、カギとなる、「歴史ロマン」を感じる、おもしろい、お話ですね。


ところで、先日、夫婦で、近所の、「コナズ珈琲」というカフェに、行ってきました。このお店は、「ハワイアン・パンケーキ」で、けっこう、有名な、お店なんですよ。妻は、生クリームが、山のようにのった(笑)、「パンケーキ」を、私は、「ロコモコ」と、「プリン」を、注文しました。

お腹い~っぱいになって、とっても、しあわせ~な、気持ちになりながら、ふと、見上げると、店内の、ところどころに、笛を吹いている、ふしぎな人形たちが、飾られているでは、ありませんか。

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聞くところによると、この人形は、名前を、「ロコペリドール」といい、なんでも、古代インディアンの壁画に、描かれている「ココペリ」が、デザインの、もとになっている、とのことでした。

そもそも、「ココペリ」というのは、ネイティブアメリカンに伝わる「精霊」のことで、笛を吹きながら、幸運を運んでくる。と、信じられている、神聖な、存在なんだそうです。
その、「ココペリ」が、ひょんなことから、笛を吹きながら、ハワイへと、たどり着き、「ロコ」と呼ばれる、ハワイの地元の人々と、めぐりあい、「ロコペリドール」が、誕生した。と、言われています。

遠く、アメリカ大陸から、やってきた、ふしぎな「精霊」に、自分たちの称号である、「ロコ」を与え、なかまとして、受け入れ、人形にまで、してしまうだなんて…。ハワイの人々の、おおらかさや、ふところの深さが、しみじみ、感じられますねぇ…。
このお話も、「名前」が、カギとなる、心あたたまる、いいお話です。

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引用画像:コナズ珈琲Instagram
https://www.instagram.com/p/CSbTJwXn89h/?utm_medium=copy_link


【今回の執筆担当者】
こにしいちろう/さすらいのソプラノサックスプレイヤー&孤高のはり絵作家。

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