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「イルカも泳ぐわい。」を読んで。

こんばんは。今日もお疲れさまです。久しぶりに読書感想文です。

今回は加納愛子さんの「イルカも泳ぐわい。」を読んだ感想を書いていきます。

Amazonレビューがやたら高い。朝井リョウの帯コメントとか。。ほーんって感じ。

……勘の鋭い方はお気づきでしょうか?私のいつにも増して捻くれた今日の心情を。

実はこの本は先日私を振った元カレから最後に借りた本なのです。

詳細(?)はこちら↓

そんな個人的「いわく」のありまくりな本なので正直今回は邪念入りまくりな感想になることをどうかご理解下さい。あと、まぁエッセイだからそんなにかと思いますが、ネタバレを気にされる方もお戻り下さい。

……えー。あー。えー。Aマッソ?…の、

加納…さん?って皆さんご存知でしたか?

ちなみに「エーマッソ加納」でヤホーで検索かけると予測変換で「かわいい」って出てくるんですねー。^ ^

ほーん。

何故私は女性の書いた本を借りたのだろうか。普段本読む時に作者の性別なんか大して気にしてないけれど、

どうしてよりにもよってショートカットの女が書いた本なんか借りてしまったんだろうか。

(元カレはショートカット好きを公言しており、私は癖毛が強くてショートカットに出来ないのがコンプレックスなのですが、どーでもいいんです。もうそんなことは)

率直に面白いか、面白くないかで言えば、残念ながら面白かったです。はい。

例えば電車の中で読むのはきっと笑いが堪えられなくて辛いからオススメしないとかのタイプの本では無いんだけど、笑える話はニヤっと出来る。

あと3割くらいの話は正直謎すぎる。

いや、正直の正直に言うと3割じゃ私は足りない。でも、「あの話全然分かんなかった」と言ってしまうのは自分のセンスの無さを露呈してしまうようで憚られる。

そう、全体的に何かどこもかしこもこの本はセンスが良い。味わい深さ、加納さんの知識の深さ?ウィットに富んでいるってこと?かな。かと言ってオシャレ過ぎる訳ではない。

ちゃんと貧乏エピソードとか子供の頃の話とか入ってバランスが取れている。泥臭いと言うよりノスタルジーって感じ。本当センス良いな。

最後の書き下ろしの小説を読んだ後には何かバーで偶々隣になった女性にあしらわれたような読後感を覚えた。ショートカットの良い女だった。

「ねぇ、Aマッソの加納ってさ、知ってる?」

って聞くだけでもオシャレな感じがする。

違う違う音楽じゃ無いよ。芸人、女芸人だよ。最近エッセイ読んだんだけど不思議すぎてさー。ねぇ、今度貸すから感想聞かせて?

つって。話したくなる感じ。ちょうど良いかわいさなんだよな。Aマッソ加納さん。

何年か後にはフラットな心でもう一度読めたら良いなとも思うけど、きっと何年経っても私にとってこの本は嫉妬心とセットになってしまうんだろうなという気もする。

悔しいし、残念だけど面白かったのは確かだし。充実した時間を貰えたことに感謝して返そう。彼の元へ。

私はもう戻れない。

彼の手の中へ。


……うっかり燃やそうかな。

私の嫉妬心は燃え続けていますが、せいぜい引きずり過ぎないようにnoteも続けて行こうと思います。

引き続きよろしく、私。


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