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【園芸初心者】自家製ピートモスを作りたい【#2 いざ実践!編】

どうも、ねぇです。

園芸初心者がなぜ
ピートモス作りをやろうと思い立ったか?
・園芸にハマるきっかけの導入編
・ピートモス作りの準備編

で語っていますので、
未読の方はこちらからどうぞ!


役者は揃った、あとは舞台だ

「材料がコケなら家で作れるだろう」
という安直な考えで始まる
自家製ピートモス作り。

まず基本の材料となるコケは
準備編でせっせと分別したコケ。

コケの枯れた部分

まずは、コケに付着していた土を
水で優しく洗い流します。

水気を含んだコケ
一晩水につけていたのでしっとり


そして、
コケが堆積した土壌
を再現するための基礎部分は
赤玉土を使用。

水切りネットに入った赤玉土
水切りネットに入れた赤玉土


花や観葉植物を育てるときに
メインとなる赤玉土ですが、
水を加えると砂塵のようなものが
かなり出てきます。

赤玉土を水洗いする画像
細かい砂がどんどん出てくる

この赤玉土を洗う作業ですが、
水の中で使うなら必要なかった
むしろ必要だったな、と
今振り返ると思い悔やまれます。

実は、植物を育てる際に
この砂塵を流さず使用すると
砂塵が土の中の隙間を埋めてしまい、
空気が土に通りにくくなることで
植物の育成が遅くなるのです。

なので私も当たり前のように
土を洗っていたのですが、
そもそも水に浸かった状態で
コケを発酵・分解させて
ピートモスを作るのなら
全く必要の無い作業でした。

完全に骨折り損です。


「ピートモスの素」作り

コケと同量の土が準備ができたら、
いよいよ素材を混ぜ合わせていきます。

それがこちら

赤玉土と混ざったコケ
遠目で見ればキーマカレー感


拡大して見てみると、
思ったよりも土が少ないような…?

赤玉土と混ざったコケ


こんなんでピートモスが作れんのか?
と不安になった私は、
腐葉土を少し混ぜてみることにしました。

腐葉土と赤玉土と混ざったコケ
水っぽさが少なくなりました

ピートモスは水辺の湿地帯などで
コケ類・シダ類などが枯れて
堆積した「植物の死骸」
微生物が分解したものです。

なので、微生物が分解して作る
腐葉土を入れることで、
より土壌環境が良くなって
微生物が定着するのではないかと思います。


腐葉土と赤玉土と混ざったコケ
湿地の再現はできただろうか…



そして、役者たちの舞台となるのはこちら

虫かご

そうです、小学生がカブトムシや
ザリガニを育てるときに使うような
ザ・虫かごです。
これで土を育てます。


ガラスケースプランター
トロ船などの容器で作る事も
一度は考えたのですが、
日当たりを良くすることで
微生物が活発になって
分解も早まるのではないかと思います。

もちろん水温が上がりすぎると
バクテリアもかえって
死滅してしまうので、
日当たり調整には注意が必要ですね。


さあ、こちらに先ほど作った
湿地帯再現土を投入し、
メダカの住むメダカ鉢から
バクテリアを含んだ水と
バクテリアの住んでいる赤玉土
をイン!


湿地帯を再現した虫かご

どうでしょう、どこから見ても
立派な湿地帯の堆積物の完成です。

池や湖の底のように、
植物が堆積している様子を
再現できたように思えます。


これ以降は
①水の量を調節しながら
 コケの腐食を待つ
②あわよくばコケが生き返って
 水面から顔を出した部分と
 水に沈んだ部分ができる
 =湿地帯の再現

の2つが目標になります。


果たして園芸初心者が
ピートモスを自作できるのか?

#3へ続きます。

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