「途中で言い直す人」が好き
タイトルの意味がわからない読者も多いかもしれないが、これは何か特定のテーマについて喋っているときに、己の用語の不備に自ら気づいて、直ちに訂正を入れる人のことである。たとえば、「観音みたいな仏が……いや、観音は仏じゃなくて菩薩か」といった喋り方をする人のことを思い浮かべていただければよい。このように話しながら修正を入れられる用語というのは、聞き手からすれば「どっちでもいいよ」と感じられるものであることがしばしばなので、この種の喋り方をする人は一般には人気がないことも多いかと思うが、私は個人的に、そういう人のことがけっこう好きだ、という話である。
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