見出し画像

学びて思わざれば則ち罔し、思いて学ばざれば則ち殆うし

 昨日のエントリでは憲法学習者の「もやもや」解消本として『憲法問題入門』を紹介したわけだが、そこで摘示したこと以外にも、憲法学を勉強してみた人(の一部)が同様に疑問を抱えてしまいがちなポイントは多くある。たとえば、この分野について学んでいると必ずどこかで耳にすることになる、「憲法は国民の国家に対する命令であって、国民に義務を課するものではない」といった通念はその一つであろう。

ここから先は

2,377字
この記事のみ ¥ 300
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?