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自分の軸〜高校生編〜

はじめて考えたのは"シューカツ"でした。


ちょっと前までワタミで安いボトル入れて山手線ゲームしていた友達たちが、気がついたらリクルートスーツに身をつつみ、
「ジクガー、ジコブンセキガー、ゴウセツガー、オウビーホウモンガー」と話をしだす。
違う国に放り込まれたかのように、急に会話の内容についていけなくなりました。


当時、大した能力もないのに、イキっていた僕は、「なんかダサい」と思っていました。
ああいう時の、周りと同じ流れには乗りたくない、みたいな気持ちってなんなんでしょう。


後から考えると、自分がやってもいないことを、感覚だけで決めつけて判断している僕の方が圧倒的にダサかったのですが。


ある時、今でもお世話になっている先輩に1度シューカツの相談に乗ってもらったところ、フルボッコ。山本KID v.s. 宮田和幸を彷彿とさせる4秒KOでした。


その時はじめて、「おれヤバイ」と気がつくことができました。それまで、おれはやればできると根拠のない謎の万能感を持って生きてきた僕が、「あ、おれはできない奴なんだ」と、この時に気がつけたのは、本当によかったです。


そもそも何を考えたらいいのかわからなかった僕は、考え方を教えてもらい、はじめてシューカツ改め、就職活動に真剣に取り組むことにしました。マルチタスク苦手系男子だったため、当時熱中していたダブルダッチもお休みすることに。


−はじめて気がつく

まずは、自分が頑張れた時、うれしかった時、成果を出せた時を考えて見たところ、どうやら高校時代の野球部の経験が原体験にありそうだと気がつきます。


中学まではちょっとチヤホヤしてもらったこともあり、「高校も余裕っしょ」的なことを考えて入部した硬式野球部。しかし、現実はそう甘くなく、周りがうま過ぎて完全なるモブキャラと化す始末。


自分たちが1番上の代の新チームになってからも、当時イロモネアが流行っていて、昼メシ食べた後に行われるイロモネアごっこで、なんとか存在価値を保っているような感じでした。



それはそれで楽しかったのですが、ある時ふと、この状況はダサすぎる…せめてベンチ入りしてからイロモネアやろう…と思い立ち、色々と行動していくことに。


ポジションをサードからセカンドに変更、個人練習はバントと盗塁の練習だけしかしない、夜帰ってから母親に練習付き合ってもらうetc…思いつく限りのことはやりました。


その結果、少しずつ練習試合でも使ってもらえるようになり、3年の春の大会からベンチ入りさせてもらえることに。


高校野球やっていた人なら共感してくれるかと思うのですが、そんなに上手くないんだけど、なんか盛り上げ役でベンチに入ってるやつ、いますよね。ファーストコーチャーかサードコーチャーやりがち。熱闘甲子園で長島三奈にインタビューされがち。あんなポジションでした。


とはいえ、自分の目標を達成できたあの時の経験を振り返って、


「同じ目標に向かって切磋琢磨する仲間がいて、自分の頑張りがチームの役に立っていることが、わかりやすく実感できる環境」

が、僕にとって頑張るための大きな要素の1つだということに、気がつくことができたのでした。

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