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読書|『天と地の守り人』上橋菜穂子

2023年、52・53・54冊目⠉̮⃝

守り人シリーズ7作目、本編はこれで完結です。
今までに蒔かれた種が芽吹ぶいていきます。丁寧にそれぞれの国を描いてきての3部作。それぞれの視点、それぞれの価値観で描かれていてすごい奥行きのある物語でした。

迫りくる戦禍と天災にどう立ち向かうか、失われる人が出てきてしまわないか、気になって気になって一気読み!バルサがチャグムを追いかける緊迫感からの再会に胸アツ!!それぞれの国が抱える問題や思惑、バルサとタンダの深い絆など読みごたえたっぷりでした。
ついにこの壮大な物語が終わってしまったけど、とても穏やかな未来を感じるラストでした。
欲を言えば、ジンがもっと絡んで欲しかった…。
あとは短編集2冊と外伝あるのでもうしばらく守り人の世界に浸っておきます。

去年の8・9月はガッツリ『十二国記』にハマっていたので、守り人読んでる間ずっと読みたくて仕方なかったんです。
『十二国記』はどんどん広がりを見せる物語で、守り人シリーズは奥行きがある物語。どちらも壮大なファンタジーですが、比べるものでもないしどちらも素晴らしい物語なのですが、十二国記へのハマり方は異常だったなと思います。
今年はもう無理ですが、来年あたり再読したいし、守り人シリーズもいつか再読しようと思います。

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