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ポートレートの始め方(カメラ歴1年)

カメラを始めるとSNSで素敵な写真を探すようになる。

その中で今回は人物、ポートレート撮影について、フォーカスしてみる・・・・というか自分が2021年8月から撮影してみて思ったことを書いていこうと思う。
※あくまで主観のため、間違っていることがあればご指摘いただけるとありがたいです。

いろいろ書くがざっくり以下の流れで書いていきます。

1.ポートレートとは?
2.必要な機材
3.被写体の探し方
4.レタッチ作業

1.ポートレートとは?

まずは定義から少しだけ。

ポートレート
人物写真=人物を撮影した写真作品のこと。ポートレイトとも呼ばれる。
wikipedia より

プロアマ問わす人物を撮影することをざっくりポートレートというらしい。

これもwikiに記載されいてるのだが、「背景をぼかして主役を浮かび上がらせる手法を用いることが多い。」とされている。

自分が撮影した写真になるがこんなイメージだ。

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model:咲帆さん

2.必要な機材

こだわり出すとキリがないが最低限以下の2つかと考えます。

一眼レフ(ミラーレス)カメラ
単焦点レンズ(F値小さめ)

背景のボケ感を出すには一眼のカメラが必要である。

ミラーレスカメラというと少し前に流行ったPENをイメージする人が多いかも知れないが、一般的には普通の一眼レフのようなカメラの形をしている。

PENのCM(この宮崎あおいさんは鬼かわいい)

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今はiphoneでもポートレートモードがありかなり身近になってきているがやはりポートレート撮影をするのであれば「一眼カメラ」が必須となる。

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もう一つ必要なのが「単焦点レンズ」だ。

カメラのレンズには焦点距離という〇〇mmと記載で写真に収まる範囲が決められている。

細かい説明はここでは割愛するが、35mm換算で「35〜80mm」程度が良いとされている。

筆者は50mmと55を使用している。

35mm換算については以下の記事が分かりやすい。

焦点距離と併せて注目したいのが「F値」と呼ばれるものだ。

F値は2.0以下が理想である。
ざっくりF値が低ければ低いほどボケやすいと思ってもらえれば良い。

ただ、レンズ購入というと高いイメージがある。
しかし、各社エントリーモデル的なレンズがある、通称「撒き餌レンズ」などと呼ばれたりもする。

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撒き餌レンズについては、また別の機会に説明するがこのレンズがなかなか優秀で概ね「50mm」&「F値1.8」の単焦点レンズがある。

まずはこれだけあれば十分だ。

一眼カメラ購入時にセットでついてくるキットレンズでももちろんいいのだがやはり少し物足りないと撮ってると感じてくるし、一本持ってるだけで全然世界が広がる。

ちなみに自分が最初に購入したのはレンズの35mm(35mm換算で54mm)F1.8のレンズだ。

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こんな感じのボケ感、距離感です。

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model:平松 万奈さん

基本はこの2つがあれば撮影に向かえるだろう。

3.被写体の探し方

続いて恐らく一番悩まれる部分が被写体(モデル)さんの探し方だろう。

これについては、自分が経験した1ヶ月で探したやり方を説明する。

「無償」or「有償」
「知ってる人」or「知らない人」

大きく分類すると上記のパターンかなと思う。

「無償」「有償」は文字の如くお金を払って撮影するか否かである。

「知ってる人」「知らない人」について、「知ってる人」は読んで字の如しだが、「知らない人」は数パターンある。

知らない人
-知ってる人の紹介
-マッチングサイト(モデル×カメラマン)
-撮影会
-SNS(Instagram、twitter等)

-知ってる人の紹介


知り合いに撮影したい人を紹介してもらうケースだ。

直接の知り合いにはいないが1つ離れるといるものだったりする。

全く素性のわからない人では無いので他パターンと比較すると敷居は低いかなと思う。

-マッチングサイト(モデル×カメラマン)

マッチングというといかがわしい響きになるが、要は需要と供給をマッチングさせるサービスだ。
すぐ検索して出てくるところだとRememberというサイトがある。

マッチングサイトを使うメリットは、双方の作品や評価が見やすいところだ。
明らかに変な人(モデルさん、カメラマンさん共に、、、)は避けることができるのと、作品を見られるというのはやはり強いと思う。

金額や条件も比較的詳細に記載しているため、後あと金銭関係で揉めないかなとも考えられる。
費用精算もサイト内で完結でき撮影時に渡し忘れなどが発生しないことも良いところだ。

ただし、デメリットもある。

モデルさんが記載している金額とは別に、サイトへ仲介手数料(自分の時はおよそ2000円弱追加)と消費税が必要となる。

サイトを運営する以上しょうがないのだが、直接やりとをするよりは多少なり割高になってしまう。

-撮影会

マッチングサイトに近いものはあるのだが、google先生に聞くと撮影会が各地で開催されている。

撮影会と言ってもかなり多種多様で、3つほど紹介する。

①フォトスタジオ撮影会

運営会社が所持しているスタジオでの撮影で、5つほどブースのように区切られており、ブース内に1人づつモデルさんが入っていて撮影する形式だ。

自分が参加したところは15秒程度で入れ替えをして、撮影するところで他にカメラマンがいない場合は、ずっと同じモデルさんを撮影し続けられる。

他のカメラマンがいる場合でも、再度同じモデルさんに並ぶことで撮影が可能である。

②屋外撮影会

フォトスタジオ撮影の別バージョンで、一人のモデルさんに対して複数のカメラマンが撮影する。

これは自分は参加したことないので情報のみなのだが少し遠いケースもあるため、単焦点レンズだとちょっと厳しいのかもなと感じるところもある。

③個人撮影会

屋内、屋外あり撮影会の運営サイトでモデルさんごとに撮影時間を明記し、その空いている時間を予約する方式だ。

1時間程度の場合が多く、場所は運営会社が用意してくれるで比較的撮影がしやすい。

3つの金額規模としては以下の通りだ。

個人撮影会>屋外撮影会>フォトスタジオ撮影会
※金額が高い順

やはり1体1の撮影は少し割高になる。

-SNS(Instagram、twitter等)

SNSのアカウントで被写体を探す方法だ。
これが正直一番ハードルが高いと思う。

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被写体をやっている人を探し、直接コンタクトを撮って条件を確認し、場所をセッティングすると書いているだけで手間がかかりそうだ。

モデルさんとしても危ない人は基本NGなのでこちらの撮影したものを確認した上で返事をするため、初心者(撮影実績が見えない)の場合、かなり難しくなる。

撮影ルールもまちまちなので事前に条件をしっかり確認しないと問題となる。

ただ、個人的にはコミュニケーション能力を確認できるという意味では一番撮影時にゴタゴタしないかもなって感じる。

続いて、各パターンでどんな感じとなる見ていこう。

無償×知ってる人

まずは、お金が発生せずに友達を撮るのがイメージしやすいだろう。
これが一番始めやすいかなと思うパターンだ。

写真を撮ってもらいたい人がいればその人に「始めたばっかりだけど撮られてみんませんか?」という軽い感じで誘ってみる。

失敗しちゃっても許してねと言える関係がベストである。

無償×知らない人

相互無償というようにお金は発生しないが需要と供給があって成立する関係である。

これが一番少ないパターンかも知れない。

SNSなどで「相互無償」で検索すると出てくるのでみてほしい。

先に記載したマッチングサイトのサービスだと厳しいのだが、SNSだとはじめたばかりだったり見つけることができる。

カメラマン側が相互無償と記載しているケースが多いので無償のモデルさんを探すのは少し難しいかもしれない。

お互いに、交通費やスタジオなどを借りる場合その費用を折半するもので、金額的には一番わかりやすい形になる。

ただし、あくまで無償という範囲なので割り切った関係?での撮影となるので、(有償でも大きくは変わらないが)無理なお願い等はできないかなと思う。

有償×知ってる人

一度撮影したモデルさんやモデルをやっている知り合いとかに頼むケースだ。

知ってるという定義が少し微妙ではあるがここでは一度会ったことのある人ということにする。

この場合、条件だったりある程度その人の人となりが分かっているので個人的には一番撮影しやすかったりする。

ただ気をつけたいのは、同じモデルさんに撮影を依頼する場合は、撮影場所やシチュエーションは気をつける必要があるなって感じる。

どうしても同じような作品になりがちなので、屋内屋外はもちろんのこと場所も公園だったら街中など少し変えないと厳しいし、お互いに飽きてしまうのかなとも感じる。

有償×知らない人

これが比較的多いケースなのかなと思う。

知らない人の探し方でも記載したがSNSだけでなくマッチングサイトもあるのでそこで声をかけた人と撮影をする方法である。

初めましてではあるがちゃんと報酬が発生するため、気をつけべきところは気をつけるし何より、責任もお互いに発生するからである。

ただ、撮影を依頼するときに撮影した作品などポートフォリオ的なものがないと厳しいかなと感じる。

始めたばかりの時はやはり仕方ないのだがそれでも数枚は撮影した雰囲気がわかるものを提示する必要がある。

モデルさんもその作品を見てこの人なら撮ってもらってもOKというような判断ができるからだ。

被写体の探し方については厚めに書いたが、ポートレート撮影をする上で切り離せない課題であるのでここはしっかり抑えないといけないと思うのでぜひ考えながら読んで欲しい。

4.レタッチ作業

最後はレタッチ作業である。

レタッチとは
撮影した写真などの画像データを目的にあわせて加工したり、修正したりする作業。

ただの写真撮影とポートレート撮影の大きな違いはここだと思う。

「えっ、修正してるんじゃん。」

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って思う人がいるかもしれないが、ポートレートは光や色の使い方で全然違うものになるし、まさに「作品」を作るための作業といっても過言ではない。

レタッチソフトは、無料、有料(買い切り、サブスク)があるが有名なところだと以下だ。

Luminar
Adobe Lightroom
PIXLR EDITOR

それぞれによって特徴、メリット/デメリットがあるがそこは条件により異なるので今回説明は割愛するが以下のサイトが個人的にわかりやすかった。

ちなみに、自分は「Adobe Lightroom」を使用してます。

最初はカメラ購入時にインストールできたニコンの純正を使っていたが、しっかりいじったり他の人のレタッチを参考にするとなるとAdobe Lightroomがいいかなと感じて今はそちらを使ってます。

ちなみに以前使用してたソフトは以下です。

普段使用する分には十分な機能であるのでまずは無料のSWを使用いただき足りないなって思うようであれば追加いただくのがいいかなと思う。

レタッチはポートレートで撮影した写真に命を吹き込む作業だと思ってる。

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model:ひかりさん

左が撮って出し、右がレタッチ後です。
かなり違うのがわかると思います。

どれだけモデルさんが素敵に見えるかはここにかかっていて、写真を撮ること以上に気を張る必要があります。

終わりに

いかがでしたか?少ないながらカメラ初心者が撮影した経験を踏まえてポートレートを始めるにあたっての考えを書いてみました。

いい作品ができるのはモデルさんのおかげ
作品がイマイチになるのはカメラマンのせい

自分がカメラマンだからではなくやはり上記が自分の心情である。

悔しい撮影もしたしやっぱりいい写真を撮れた時はモデルさんに感謝が止まらない。

絶対的に経験値が必要なものであるが最低限知っておくといいかもなっていうことを経験を踏まえて記載した次第です。

ご意見もあると思うのでぜひコメントをいただけると嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

皆様のポートレート撮影が楽しいものになることを祈っております。

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作例

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model:みくりさん

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model:平松 万奈さん

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model:咲帆さん

ねこじ HP

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-ねこじ-
2021年春に一眼レフを購入。日常を切り取る非日常に楽しみを見出す。
2021年夏よりポートレート(人物撮影)を始める。
やってみてから考えるを心情に撮りまくる日々を過ごしている。

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