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④ 通っていた看護学校の環境

 どうも。自分が看護学校にオープンキャンパスに行ったときに、説明会と体験ばかり受けていて設備面を見ることができていませんでした。今回は、自分が通っていた母校の環境について書いていこうと思います。

 主に学生が使う部屋は教室、パソコン室、図書室、実習室、和室などです。

 教室は小学校、中学校などと同じような部屋です。隅々の学生まで聴こえるように講師はマイクを使っていました。黒板の上にスクリーンが設置されており、主にパワーポイントを使用した講義が行われていました。

 パソコン室は情報学を習うときに使うと共に自己学習で使うパソコンが並んでいます。

 図書室は蔵書されている種類が専門的であります。小説などは極端に少なく、医学書がメインです。解剖学、生理学、病理学などからはじまり。看護研究をまとめた本、図鑑、辞典、医療に関する理論書などが多く蔵書されています。
 図書室なので1週間(延長届を出すことができた)借りることができました。

 実習室には病棟で実際に使用されているような上半身、脚部、全体の上下ができるベッドがズラリと並んでいました。この部屋は臨床実習前の講義、実技練習などのときに使用します。物品をのせるワゴンからはじまり、リネン類、タオル類、ベースン、ピッチャー、温度計、洗髪台などの清潔に関する看護用物品。オムツやポータブルトイレなど。母性、小児看護に関するベビー用品。重さや身長がおおよそ平均とされている大きさの人形が成人バージョンと乳児バージョンで数体ありました。また、病態などを設定して聴診する用の人形もありました。他には点滴に使用する物品、注射に使用する物品、医療廃棄物をいれるボックスなどもあります。
 臨床でどのような物品が置かれていても応用できるように、基礎的な物品が揃えられています。

 和室は主に在宅看護の実習ための部屋です。看護用の物品はなく、実習室からその日に行う看護に合わせて持っていくというかたちを母校ではとっていました。
 畳の部屋、布団、座卓、調理用具などを備えた台所、介護用の椅子が置いてある湯舟付きの浴室といった、食材さえあればガスも通っているので住めそうな一室がありました。
 在宅看護というのは、一般的な家庭と医療の共存が大切だと考えています。その中で、例えば点滴棒と言うのは生活することにおいて邪魔になることもあります。そこで、活動するときは点滴棒、横になるときはハンガーの形を変えて点滴棒の代わりにするといった工夫が必要になってきます。医療用品、介護用品などは保険が使える範囲もあるのですが、費用がかかることもあります。治療費もかかる中、物品代(貸出代)などを節約する方法を一緒に看護師も考えていくということが重要です。
 また、十人十色の生活様式に順応した看護を提供できるよう、様々なシチュエーションを予想して実習を行うために和室を使うのです。

 自分の母校の環境は、こんな感じです。

 次回は【国家試験について】を書かせていただきたいと思います。
 ご意見、ご感想などありましたらよろしくお願いいたします。

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