-10kgの視点〜第3章〜(全4章)
食事の変化
さかのぼって9月。
ダイエットを初めて1か月経った頃の事である。
職場での昼食は、毎日日替わり弁当を食べていた。
しかし、栄養バランスの割にカロリーが高いのが気になっていた。
食後に急激な眠気に襲われるのも、お弁当の面積の半分を占める白米が原因ではないか?
なにか良い方法はないかと模索していた。
そういった意識の変化は、明らかに食事管理の習慣で培われていったものだった。
プロテインとの出会い
そんなある日、マダミス友達が昼間にプロテインを飲んでいるという情報を得た。
なんだって?!
プロテインは筋トレ後に飲んでいるが、果たして昼食がそれだけで足りるのか?
でも、誰かにできるなら自分にも出来る気がする。
ついでにベースブレッドも
せっかく内勤なのだから、まずはやってみようと思い昼食をプロテインとベースブレッドに置き換えてみることにした。
プロテインだけではどう考えても足りないので、流行りの完全栄養食のパンの登場である。
最近ファミマで販売を開始したこのパンは、もともと通販でしか買えなかったが気になっていた。
プロテインとベースブレッド。
両方食してもカロリーは今までのお弁当の半分程度なので、朝・夜は何の制限もなく食事を楽しむことが出来る計算だ。
これが、面倒くさがりの自分には非常に合っていて、その後するっと3kg減量した。
どうも、一番理性が働く「昼間」にしたのがよかったようだ。
昼間の勝率
朝ご飯を食べないと、午前中は戦力外になってしまう。
夜は美味しい誘惑に勝つことができないし、そんな我慢は理想の人生とは程遠い。
しかし、昼間は人目もあり自分を律することができる。
この方法に気づいたとき、私は歓喜した。
あとはひたすらプロテインをシェイカーに入れて振り続けた。
プロテインランチ化の勝率は、ほぼ100%だった。
同志ちらほら
面白いことに職場でプロテインを飲んでいる人というのが、一定数いた。
マイシェイカーを持って給湯室をうろうろしているので、顔見知りになる。
どのメーカーが美味しいか、新作が出た、などと情報交換をする。
途中で見かけなくなる人もいれば、新規参入してくる人もいた。
私はゆるゆると半年継続しているが、まだ続いている人は2名しかいない。
皆、目的に達したのだろうか?
ちなみに、件のきっかけを作ってくれた友達は、
会うたびに垢抜けてイケメンになっているので
プロテイン生活に成功しているようだ。
この文章で「あ、俺のことだ」と気づいてもらえたら嬉しい。
さて。
時は進み12月。
この調子で年末年始も、太らずに乗り切ることがきた。
すでに、8月から-7.5kgに成功していた。
山頂はもうすぐだ。
つづく
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