見出し画像

モラハラを受けているかも?と思ったときに考えてほしい3つのステップ~その3

こんにちは、モラハラカウンセラーのねこねこです。

「モラハラを受けているかも?と思ったときに考えてほしい3つのステップ」は、こんなことを思っている方↓を対象にしています。

・夫(彼氏)といるとなぜかつらい
・うちの夫(彼氏)ってモラハラな気がする‥
・もしかしたら自分はモラハラを受けているのではないか‥
・でも、モラハラかどうかはわからないし‥
・(夫が言うように)自分がおかしいのかもしれないし‥
・人のことを勝手に決めつけるのも良くないと思うし‥

もし当てはまるものがあれば、ぜひ続きを読んでくださいね。

今回はモラハラを受けているかも?シリーズの最終回です。

最後のステップは、安心して相談できる相手を見つけるです。

モラハラは理解されにくい

モラハラを受けていると自覚し、本当の自分てなんだっけ、、?と考え始めると、色々な思いがよぎると思います。

それは、くやしいだったり、寂しいだったり、辛いだったり、悲しいだったり、怒りだったり、絶望だったり、ときには希望だったり。

さまざまな感情が変わるがわる溢れてきて、自分の中だけでは処理しきれなくなったり、人に話をしたくなったりします。

話すことで、自分の気持ちを消化していくことができると思うので、ぜひ誰かに話を聞いてもらいながら、気持ちの整理をしていっていただきたいのですが、ここで大きな問題があります。

それは、モラハラは話す相手を選ばなければダメということ。

まず、一般の人はモラハラなんて全然知りません。あなたが、「うちの夫はモラハラで、、人格否定みたいなことをしょっちゅう言われてて..」と伝えると、多くの人は「大変だね!でもうちもそんなものだよ。喧嘩の時なんてほんとひどいし。夫婦なんてそんなものじゃない?」という感じの一般論で返してきます。

そうすると、あなたは、「そうなのかな。夫がおかしいのではなく、これは普通なのかな。私が過剰反応しているだけなのかな。みんな我慢していることに私が耐えられないとわがままをいっているだけなのかな」などと思ってしまいます。

これがとっても危険です。

一般の人はモラハラの本質や恐ろしさ、その被害の辛さを全く知らないので、ただの夫婦喧嘩として、あなたの話を聞いてしまっていますが、実際はそんなものではありません。モラハラの現場で行われているのは魂の殺人です。

あなたがおかしいのではなく・・知見の差

一般の人とあなたのモラハラへの知見の差を例えてみると、2際の子供がと大人くらい違います。

たとえば、2歳の子供は手に持っていたクッキーが公衆トイレの床に落ちてしまっても拾って食べておいしい!と言います。でも、大人のあなたは知っています。トイレの床に落ちたクッキーはバイ菌まみれだということを。

だから、あなたは2歳の子供から、トイレの床に落ちたクッキーをあげる!と言われても、ありがとうとニッコリ笑って受け取りつつも食べないですよね?

これと同じようなことが、モラハラを知らない人へモラハラの話をしたときにおきます。

さて、これを先程のモラハラ被害を告白したときの会話に当てはめてみます。

あなた:このクッキー、公衆トイレの床に落ちてしまって.. 食べられないな、捨てた方がいいよねって思っているんだけど..(差し出す)

相手:そうなんだ。でも、そんなのよくあるし、一般的だよね!(と言って目の前で食べる)

その様子を見て、あなたはあれ?トイレの床に落ちたクッキーを食べるのって一般的なんだ..。私が贅沢なこと言っていたのかな?と思いますか?思いませんよね。。

クッキーに例えると誰がどう考えても、そんな風に考えるのはおかしいとわかるのに、モラハラについて話しているときには、相手から「そんなのどこの家にもある話だよ!」と言われると、「私が悪いのかな..」と思ってしまう。

しかも、それと同時に「この話(モラハラの件)はどうせ分かってもらえないものなんだ」という孤独感も覚えてしまいます。

そうして、また自己肯定感が下がっていくことになるのです。

だから、モラハラのことを話すときは、慎重に相手を選ばなければなりません。

モラハラに知見のある人や、あなたが深刻に話すのなら、よほど辛いことなのだろうと考えてくれて、自分の中にある一般論と結びつけないような人だけに話すようにしましょう。

そして、この人なら話せるなという数人にだけ、あなたの気持ちを話してください。

その人たちが、あなたにとって安全な場所になり、今後もモラハラ対処をしていかなければならないあなたにとって支えになります。

モラハラを受けているかも?シリーズは、モラハラに気がついたばかりの初心者の方へ向けて書いています。

モラハラは、その被害に気づくところから始まり、自分の本当の気持ちを知り、その上でどう行動するのかを決定しないと行けません。

さらっと文章で書きましたが、これはそんなに簡単なことではないので、各ステップがスムーズに進むわけではありません。

なので、この初心者の方向けシリーズではアウトラインを書いて、中身は後々じっくり書きます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?