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モラ夫の得意技:モラハラ三段論法

モラハラパートナーをお持ちの皆様、日々お疲れ様です。モラハラカウンセラーのねこねこです。

記事は基本的にモラハラ夫を想定して書いておりますが、モラハラ彼氏やモラハラ妻をお持ちの方は夫の部分を彼氏・妻に替えて読んでいただければと思います。

モラハラ夫の得意技

モラ夫には、妻を痛めつけ支配するための得意技があります。

今日はその中のど定番、モラハラ三段論法を紹介したいと思います!

モラハラ夫は常に自分が正しく妻が間違えていると思っています。

そして、それを妻に分からせてやりたい衝動に駆られています。

なので、隙を見つけては(隙が無くとも強引に隙を作り出してなのですが笑)妻に「お前が間違えている」と伝えてきます。

味噌汁の例

例えば、妻が味噌汁を作ったとします。夫はそれを飲み、

「うわ、しょっぱい。なんだこの味噌汁?
ふつうはもっと薄いだろ?
なんでこんなに濃くしたんだ?
ふつうは健康を考えてもっと味噌すくなくするよな?」

のように言ってきます。

この発言の何が問題か。

「うわ、しょっぱい。なんだこの味噌汁?
ふつうはもっと薄いだろ?
なんでこんなに濃くしたんだ?
ふつうは健康を考えてもっと味噌すくなくするよな?」

お分かりですか?

太字にした「ふつうは」にモラハラ技が込められています。

ふつう=世間一般からみておかしいことをお前はしているよってお前はおかしい

という理屈です。

これがモラハラ三段論法ですね!

モラハラ三段論法を詳しく解説

先ほどの会話を分かりやすく三段論法の形にすると下のような感じです。

・味噌汁を(モラ夫にとって)適度な濃度で作る者がふつうの者である
・妻は味噌汁を適度な濃度で作らなかった
・よって妻はふつうではない

強引に一番上の前提を作り出すことによって、妻はふつうではないといっています。

しかも、ふつうとそれ以外という区別をして、ふつうの自分とふつうではない妻という構図を作り出し、自分が正しいということを強調。妻をこき下ろします。

モラハラ三段論法の重要な部分は、最初にモラハラ夫が勝手な前提を作り、あたかもそれが正しいかのように論理が展開されることです。

なので、被害者は前提がおかしいと気が付く間もなく、次々に責められて、その防御で手一杯になってしまいます

そして、よくわからない責めに対応しているうちに、話があちこちに飛んでしまったりして、「前提がおかしい」という問題は闇に葬られます。

これがモラハラ夫が定番で使う技、モラハラ三段論法です。

モラハラ三段論法のお話は以上なのですが、先ほどの短い夫の発言には、ほかのモラハラ技もちりばめられていたので、簡単に解説しますね。

おまけ

先ほどの発言を分解して、順を追ってみていくと下のようになります。

1,まず無いはずの問題を作り上げる
味噌汁が少ししょっぱいかも!チャンス!
(味噌汁が多少しょっぱくても、一般の家庭では問題になりません)

2,攻撃開始
大げさに問題を伝えてくる。→「うわ、しょっぱい」
(伝えたければ、「少し僕にはしょっぱいかな。」で済むはずです)

3,本格攻撃
モラハラ三段論法を用いて、自分を一般の側に置き、攻撃力を高める。→「ふつうは・・・」
(モラ夫のふつう=世間のふつうではないはずです)

4,締めくくり
疑問形で終わらせることにより、妻の反応を待ち、そこから揚げ足を取ろうとしている→「もっと味噌すくなくするよな?」
(これに変に答えたら延々と説教モードなので、流すが勝ちです)

お分かりになりましたか?モラハラ三段論法に加えて、「ないはずの問題を作り出す」「揚げ足取りトラップ」という技が使われています!

他の技についても後日記事にしたいと思います。
みなさま、今日もモラハラにお気を付けくださいませ!

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