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モラハラ夫だけど離れられない..、それがなぜだか自分でもわからない方へ

モラハラパートナーをお持ちの皆様、日々お疲れ様です。モラハラカウンセラーのねこねこです。

記事は基本的にモラハラ夫を想定して書いておりますが、モラハラ彼氏やモラハラ妻をお持ちの方は夫の部分を彼氏・妻に替えて読んでいただければと思います。

今回は、子供がいるからとか、経済的に不安だからといった、現実的な問題以外で、モラハラ夫と離れられない方へ向けて、なぜ離れられないのかを解説したいと思います。

こんな風に思っていらっしゃる方は、ぜひお読みください。

モラハラされていることには気がついている。
そして、モラハラ加害者からは離れた方が良いことも知っている。
でも、離れられない...
この人には私が必要だし、なんだかんだ心底悪い人ではないし..、彼を見捨てることは出来ない。

共依存のワナ

モラハラされているとわかっており、加害者の行為は悪だとわかりつつも、上記のような気持ちで離れられない場合、それは共依存に陥っています。

共依存というのは、お互いがお互いに依存し合って抜けられなくなっている関係です。

モラハラ加害者は、モラハラ依存症です。モラハラを受けてくれる被害者がいないと生活が出来ません。そのため、被害者にも依存します。

そして、そんな加害者を心底嫌と思えず、心のどこかで私がいなきゃと思って離れられない場合、それは妻も依存症です。

嫌だ嫌だと思いながら、モラハラをしてくる加害者を支えられるのは自分だけと、そこに自分の存在意義を見い出してしまい、加害者に依存してしまっているのです。

そして、加害者と被害者がお互いに依存し合って強固な依存関係が成り立ってしまうのです。これが共依存です。

共依存はモラハラを促進してしまう

モラハラ加害者は、被害者がいなければ加害者になりえません。
被害者がいることで、モラハラは成立するからです。

どこまでも加害者から離れられない被害者がいると、モラハラ加害者は安心してモラハラが出来るので、その行為はエスカレートしていきます。

つまり、モラハラを嫌だと思いつつ受け入れる妻こそが、夫を安心させて、モラハラを促進しているのです。

今一度考えてみて

共依存という概念と、自分がモラハラを促進しているかもしれないという事実を踏まえて、あなたはどう考えますか?

「それは違う」と思ったり、「そんな気がするけど、今の状況を変えられない」とお思いになるのであれば、それも1つの答えだと思います。

ただ、そのときはあなたはこれ以上「どうにかしよう」と悩む必要は無いのだということを覚えておいてください。

モラハラをする人は基本的には変わりません。なので、変化を起こすのは基本的に被害者の側です。

その変化を起こすこと自体にあなたが今、戸惑いを感じるのであれば、きっとそういうタイミングなのだと思います。

そのタイミングで、自分を責めたり、できない中でできるようにしようともがいたりすると、エネルギーを無駄に消費してしまいます。

なので、今の状況は仕方ない。自分の状況において出来ることはしているのだと自分を認めてあげることが大切だと思います。

やっぱりモラハラから抜け出したい場合

一方で、やはりモラハラから抜け出したいという思いが強くなった場合は、少しずつ行動を起こしていくと良いと思います。

その「行動」というのは、別居をするとか離婚準備するとか、そういったハードルの高いものではなく、少しずつ自分の道を作っていくことです。

具体的には、理解者を作っていくことや、自分の気持ちを固めることなどが最初にできることだと思います。

モラハラを日々受けていると、あなたにはダメージが蓄積されているはずです。その中で無理せずできることから始めてみてください。

今日も本当にお疲れ様です。





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