新宿西口公園をただ歩く

2年前に歩いた時は曇りの空も相まってすごく暗くて怖いと思っていた。

今日は筋トレ用の鉄棒を探して歩いていた。

北側から入るとお洒落で綺麗なカフェやヨガのスタジオが立ち並んでいて芝生に大人たちが座っているきらきらした光景が広がっていた。

ここはどこ？

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さらに歩くとベビーカーをひいた広東語を話すお母さんたちが横切り、その後ろで5Gの速さについて語る若い男性たちがいてやはりここは新宿だと思った。

カメラマンが何やら撮影している噴水のところをかわしながらさらに進み、目当ての遊具がありそうな場所に辿り着いた。

木の向こうにタコみたいな変な形の鉄棒がチラリと見えて子供達の声も聞こえる。

目的地はあと数10メートルというところに三つ葉のクローバーを探す親子がいた。

お父さんが「きれいな三つ葉のクローバーを探してね」と言い終わらないうちに女の子は「3つでいい？！？！」と元気に言葉を遮っていた。

しかしお父さんも負けじと「そうだね、きれいな三つ葉のクローバーを探してね、きれいな…」「3つでいいんだよね？！？！」

きれいな三つ葉のクローバーが三つ見つかりますように。

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さて、目当ての遊具は使えなかった。

コロナ対策で使えないようにテープが貼られていた。

そして筋トレに使えそうな鉄棒も見つからなかった。

でも新宿の新しい一面を見つけたと締めたいところだが、きれいな公園があったとしてもカオス感は隠しきれない新宿の魅力があっただけだった。

〆〆〆篤姫