推しの何が琴線に触れたのか考えてみる
「永瀬くん好きなの意外」
「あんま好きそうじゃないのに」
親しい友人にそう言われたのを忘れられない。
友人にとっては何気ない一言であり覚えてもいないだろうけど、なんだかムカッとしたのだ。
(自分がオタクなのをわきまえているので本人に言ったりはしない)
オタクというものは、並々ならぬ想いで推しを推している。
オタクになったことのない人からすると、「好き」の強いやつでしょ?みたいな感じかもしれないが、そんなもんじゃない。
わざわざこれを読んでいる人ならきっとわかってくれるよね。
私は今までの人生で様々な推しをもってきたけど、どの瞬間もその推しはその時の私の生きる意味であり、人生の最も大切なものと言っても過言じゃなかった。
(かと言って、推しになにかあったとしてもなんとかかんとかちゃんと生きてきたし、生きるよ。それくらいの自我はあります。)
自分の推しの良さを他人に分かれと言うつもりはないんだけど、分かってもいないのに分かったような言い方をされるのが嫌かも。
すごーく嫌かも。
私はさー、推しの顔だけでオタクになったわけじゃないんだよ。
あの声で、あの演技で、あのダンスで、あの顔と立ち姿で、あの雰囲気で、あの心を持っている、永瀬廉が好きなんだよ。
私の推しのことも、私のことも、分かってないのに。
両方分かった気になられた気がした。
みんな推しがなにかのきっかけで心の琴線に触れて、そこからさらに抜け出せなくなる何かを見たり知ったりしてしまって、オタクになってゆくと思う。
琴線に触れたあと自分から飛び込んでいくタイプもいれば、しばらく抗ってみるタイプもいる。
後者の場合、大体は「ああ、もうだめだ」と諦めて身を任せることになる瞬間がやってくるのだけど。
そして大概、「琴線に触れた」という感覚があるとき、その感覚は正しい。
イケメンだなー、とか、かわいいなー、とかそういうのじゃなくて、目が釘付けになるような。出会った後、ずっと心の中にいて、ふとしたときに思い出してしまうような。
私の場合は廉くんの演技だった。
私がジャニーズ(この単語が無理な人はこの記事を読んでいないと思うので使います)で推したのは、錦戸亮と永瀬廉だけ。
※他界隈のことを話し出すとややこしいので割愛
そしてどちらの場合も、ジャニーズだと知らない段階で俳優としての彼らに出会い、しっかり琴線に触れた後、アイドルだったのだと知った。
どちらも爆イケメンなのでイケメン好きと言われたら否定できないけど、でもイケメンなら他にも大量にいるからな?
亮ちゃんと廉くんは、顔も性格も全然ちがう。全く似ていない。
亮ちゃんはアイドルでいることはたぶんそんなに好きじゃなかった気がしているし、廉くんはアイドルのど真ん中だ。
だけど、佇まいや演技の種類が同じだと感じる。
2人に共通していると思っていることがある。
広い視野で周りの仲間やファンのことを考え、「言うべきこと」と「言うべきでないこと」を判断する能力が異様に高い。
決して静かなタイプというわけではないけれど、他にお喋り上手な人がいる時はあまり発言しなくなる。
輪のど真ん中というよりは端の方にいるのに、とても存在感がある。
私は、こういう雰囲気を持つ人って、他人の気持ちをめちゃくちゃ考えているんだろうなあと勝手に思う。
静かで陰のある役の場合、表情や目、佇まいの演技が重要になってくる。そういう役を深みをもって表現できるのって、その役の気持ちを深く想像することができるからこそだと思うのだ。
人の気持ち、痛みを想像できる人。
それが演技に出ている気がしている。
※念の為補足するけど、そういう演技をしない人が人の痛みを想像できないとはこれっぽっちも思っていないし、そういう演技をする人が必ずしも人の気持ちを考えられるとも思ってないです。あくまで私の推しの場合はそこが演技に出ていたのでは、ということ。
亮ちゃんは、過去になにかを背負っている役があまりにも多いもんだから、「挫折顔」と言われていたりした。笑
廉くんの役者遍歴を見てても、もうこのルートまっしぐらな感じするんだよなあ。
こういうタイプの場合、アイドルだけど恋愛ど真ん中の演技仕事ではなくヒューマンドラマ系が増える。
演技を見て好きだと感じたときに、すでにその人の心の断片が見えていたんじゃないかなあと思ったりする。
その雰囲気に惹かれたあとに、アイドルとしてのパフォーマンスを見て度肝を抜かれて真っ逆さま。
たぶんそんな感じ。
なんでこんな記事を書いているかというと、もちろんこれこれ!
廉くん、2024年1月期の「厨房のありす」決まったね!やったー!!
ハートフル・ミステリー。
倖生くん、また何か抱えてるよ!
プロデューサーのコメントも超〜嬉しい。
法廷遊戯の深川監督とプロデューサー陣もしきりに廉くんの「陰の雰囲気がありながら華がある」というところを褒めていたし、この世代の背負ってる系男子の役、今後もばんばん来そうだね〜!
廉くん、法廷遊戯の撮影の待ち時間、大森南朋さんとスナックでお喋りしていたと話していた。
そのときにはもうこの話も決まってたよね?
ドラマの話もしたのかな。
とにかく、廉くんの最初に琴線に触れたところが、最近あちこちで褒められていていちオタクながら嬉しくなっちゃったという話でした。
廉くん、爆裂に忙しい中演技仕事もコンスタントにずっと頑張ってくれて本当にありがとう。
廉くんが演技頑張ってなかったら、私キンプリにこんなにハマってなかったと思うよ。
個人仕事は確実にグループに繋がってるよ。
演技のお仕事、これからもとってもとっても楽しみにしてます!
〜余談〜
亮ちゃんと廉くんは、現場から帰るのがめちゃくちゃ早い。
マヨラーなのも同じ。
関ジュで関西弁なのも同じ。
なんならイニシャルも同じ。
だからなんだって話だけど、よくわからん運命を感じるのがオタクです。
永瀬担で錦戸担だった人、きっといるよね?
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?